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「ここで鹿島と対戦すると考えたとき…」7年ぶりにカシマスタジアムで指揮執ったオリヴェイラ監督

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浦和レッズを率いるオズワルド・オリヴェイラ監督

[5.5 J1第13節 鹿島1-0浦和 カシマ]

 7年ぶりに、かつてのホームスタジアムで指揮を執った。当然、古巣への思いもあり、「眠れない夜もあった」と語った浦和レッズオズワルド・オリヴェイラ監督だが、あくまで自然体でと鹿島との一戦を迎えた。

 07年から鹿島の監督を務め、初年度からJ1リーグ3連覇を成し遂げた。11年まで指揮を執り、多くのタイトルをもたらしたチームのホームである県立カシマサッカースタジアムに、7年ぶりに戻ってきた。指揮官は「このスタジアムで鹿島と対戦する日がくると考えたとき、眠れない夜もあった。正直、そういった状況だった」と胸の内を明かしながらも、プロの監督として試合に臨んだ。

「私は20クラブほどで仕事をしてきたが、どのクラブとも対戦経験がある。過去、指揮を執ったクラブと対戦するのは、いずれ訪れるものだから、自然に、そしてプロらしく挑もうと思った」

 試合は前半25分にFW金崎夢生にPKを決められて先制を許しながらも、浦和がボールを保持して試合を進め、特に後半は押し込む時間帯が続いた。しかし、多くのチャンスを創出しながらも1点を奪うことができず、0-1の完封負けを喫した。

「内容的には浦和が上回っていて、プレッシャーも掛けて良い形も作って圧倒していた。素晴らしい試合だったが、結果のみが内容を反映していないものだったと思う」。悔しさを滲ませつつも、「浦和は様々な形でチャンスを作ったが、相手も良い守備をしていた。鹿島にはおめでとうと言いたい」と勝者となった古巣を素直に称賛した。

(取材・文 折戸岳彦)
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