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栃木は大黒弾を守り抜けず…愛媛が劇的ドローで最下位脱出、同点弾の有田「もっと高めていかないと」

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[5.6 J2第13節 愛媛1-1栃木 ニンスタ]

 J2リーグは6日、第13節を行った。ニンジニアスタジアムでは愛媛FC栃木SCが対戦し、1-1で引き分けた。愛媛は最下位を脱出したが、6試合白星なし(4分2敗)で今季ホーム初勝利とはならず。一方の栃木は今季初の3連勝を逃した。

 3日に行われた徳島との“四国ダービー”を0-2で落とし、5試合白星なし(3分2敗)の最下位・愛媛は、先発4人を変更。DF玉林睦実とDF前野貴徳、FW西田剛、FW神田夢実を起用した。前節、京都を3-1で下し、5試合負けなし(3勝2分)とした9位栃木。その試合から3人を入れ替え、MF和田達也とFW上形洋介、FW大黒将志をスタメンに名を連ねた。

 栃木は前半4分、MF岡崎建哉の右CKからDF西河翔吾が競り合いながらもダイビングヘッドを放つ。しかし、これはゴール右に外れる。対する愛媛は28分、左サイドから前野がクロスを供給し、FW丹羽詩温が右足ヒールで合わせるがクロスバー直撃。チャンスを生かせなかった。

 栃木も前半終了間際に決定機が訪れる。45分、右サイドからMFヘニキがグラウンダーのクロスを供給。ニアのMF西谷和希がスルーし、完全に崩したが、和田の右足シュートは威力なく、GK岡本昌弘に処理されてしまった。

 試合は後半の立ち上がりに動いた。栃木は6分、ゴールから約33メートルの左サイドでFKを獲得する。岡崎がゴール前にインスイングのクロスを入れると、FW大黒将志がヘディングシュートを叩き込み、先制点。5月4日に38歳の誕生日を迎えたベテランが今季3点目を挙げた。

 リズムを変えたい愛媛は後半15分、FW神田夢実に代えてFW河原和寿を投入。21分には、右サイド深くでFKを獲得し、キッカーのMF神谷優太がゴール前に蹴り込むと、西田が頭で合わせに行ったが、肩に当たって枠を外れる。直後の24分にDF玉林睦実に代えてMF小池純輝、31分には丹羽に代えてFW有田光希を入れ、交代カードを使い切った。

 しかし、愛媛はなかなか決定機を作ることができず、アディショナルへ。敗戦濃厚だったが、アディショナルタイム3分に西田のヘディングパスで抜け出した有田がGKとの1対1を制し、同点。愛媛が劇的ドローに持ち込んだ。

 同点ゴールを決めた有田は、試合後のヒーローインタビューで、「最後の最後で1点を取れてよかった」と喜ぶも、「まだまだだし、1点入って勝ち点1を取っただけ。やっている自分たちがもっと高めていかないといけない。勝てなかったので、それ以外は一緒。結果にこだわるしかない。それでも、この勝ち点1が最後で大きな勝ち点1になればいい。そうなるように戦っていく」と前を向いた。

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