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「我那覇さんからレギュラーを取ろうと…」 苦しむ鄭大世が“等々力”で取り戻したもの

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後半途中から古巣戦のピッチに立った清水FW鄭大世

[5.20 J1第15節 川崎F 3-0 清水 等々力]

 清水エスパルスFW鄭大世にとって、この日はプロ入りから5年間を過ごした古巣との対戦。懐かしの等々力陸上競技場での試合を終え、「この先モチベーションをどう保っていくか、自分に問いかけるキッカケになった」と晴れやかな表情で述べた。

 2年前にはJ2リーグで得点王を獲得した鄭大世だが、ヤン・ヨンソン監督が就任した今季はわずか3試合の先発。ゴール数も1にとどまっており、モチベーションを失いかけることもあったという。だが、06年にプロ生活を始めた川崎フロンターレとの一戦で、心境の変化があったようだ。

 試合前のベンチメンバー紹介時には、両チームのサポーターから拍手を受けていた鄭大世。「絶対にチャンスがあると思っていた」という出番は後半25分、FW金子翔太との交代で訪れる。同34分には、PA手前から右足でシュート。しかし、これはGKチョン・ソンリョンに難なく処理され、結果は無得点に終わった。

 だが、試合を終えたその表情は、どこか晴れやかなものだった。「この等々力でプレーできたことが良いモチベーションになった」。試合を振り返った鄭大世は、さらに言葉を続けた。

「当時、我那覇さん(FW我那覇和樹)からレギュラーを取ろうとガムシャラにボールを蹴っていた時から、俺は変わってしまったんじゃないか。プライドが高くなってしまったんじゃないか。そう問い直すキッカケになりました」。W杯中断期間を経た約2か月後に向け、王国の背番号9は巻き返しに燃えている。

(取材・文 竹内達也)
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