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サラー、CL決勝レアル・マドリー戦当日もラマダン…キックオフ50分前まで断食

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ラマダン中のFWモハメド・サラーは大一番の直前まで断食を行う

 リバプールに所属するプレミアリーグ得点王のFWモハメド・サラーが、チャンピオンズリーグ(CL)決勝当日もラマダンを継続すると、『リバプール・エコー』や『アルモスリー・アルヤウム』など複数紙が報じている。

 25歳のサラーは今シーズン、プレミアリーグで32得点を挙げて大ブレークを果たしたほか、CLの舞台においても12試合で10得点をマーク。15得点のFWクリスティアーノ・ロナウドに次ぎ、注目を集める。CL準決勝では、古巣のローマに対し、ドッピエッタ(1試合2得点)を記録し、リバプールの決勝進出へ貢献したが、26日に開催されるレアル・マドリーとの決勝戦ではピッチ外で試練を受けることになる。

 エジプト出身のサラーは敬虔なイスラム教徒として知られており、16日からスタートしたラマダン(断食月)の風習をCL決勝当日も順守する意向だ。スポーツ選手に対し、断食の先送りを認める特例措置が適用される場合があるが、サラーは今回、通常通りラマダンを実施することになる。

 ラマダン期間中、イスラム教徒は日中の飲食を禁じられており、『Goal』の取材によると、CL決勝の開催地ウクライナの日の入り時刻であるキックオフの約50分前まで断食を敢行しなければならない。試合直前に軽食をとることは可能とはいえ、ビッグマッチにおけるパフォーマンスへの影響が心配される。またセネガル出身のチームメート、FWサディオ・マネも同様にラマダンを行う模様だ。

 なおラマダンは6月14日まで予定されており、エジプト代表のサラーはその翌日の15日、ロシアW杯でウルグアイと対戦することになる。一方、マネがプレーするセネガルの初戦は19日のポーランド戦で、24日には日本との対戦が予定されている。

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