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G大阪ジャイキリの関西学院大「奇跡」「言葉にならない」

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関学大が大番狂わせを演じた

[6.18 天皇杯2回戦 G大阪1-2(延長)関学大 吹田S]

 ガンバ大阪のサポーターが響かせるブーイングが心地よい。延長戦を戦い終えた関西学院大の選手たちは達成感たっぷりのガッツポーズを何度も見せていた。

 粘り抜いた勝利。前半42分にはG大阪の下部組織出身のMF岩本和希(3年=G大阪ユース)が先制点を決める。「ずっと目指している場所」という吹田スタジアムでのプレー。「落ち着いてシュートが打てた」と恩返し弾を喜ぶ。

 直後に同点弾を浴びて延長戦に持ち込まれたが、延長前半2分にFW山見大登(1年=大阪学院大高)が左サイドからドリブルで切り込み、プロ顔負けの豪快弾。「自分の得意な形だったので、決めるだけでした」。50mを6秒フラットで走る俊足ルーキーが、大仕事をやってのけた。

 GK妻鹿寛史(4年=立正大淞南高)の好セーブ連発も大きかった。「あまり実感が湧かない。勝てたのが奇跡と思っている」「言葉にならない。すごく嬉しい」。現実を受け止めきれない様子の守護神だが、「こんなすごいピッチで味方の応援が届いて、それが力になりました」と応援団への感謝を語った。

 古塚恵太郎監督は「選手が良く頑張ってくれました。チャンスは来ると思ったが、こんなに上手くいくとは思わなかった」とイレブンの奮闘に驚きの表情。「これを自信にして次の成長に繋げてほしい」と続けた。

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