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香川が狙うベルギーの“穴”「必ず勝って次に進みたい」

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ベルギー戦に向けて調整するMF香川真司

 自分たちの手で新たな歴史をつくる。史上初のベスト8を懸けた2日の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦(ロストフ・ナ・ドヌ)を翌日に控え、日本代表MF香川真司(ドルトムント)が強い決意を口にした。

「一発勝負なので、勝つか負けるか。是非勝ちたいし、そのイメージしか持ってない。チームとして個人としてすべてをぶつける。その思いでやってきたので、必ず勝って次に進みたい」

 日本にとって10年南アフリカ大会以来、2大会ぶり3度目の決勝トーナメント。8年前はサポートメンバーとしてチームに帯同していた香川自身にとっては初の挑戦になる。

「2010年にできなかったこと、まだ日本サッカー界としてできていないことが可能になるチャンス。まだだれも経験したことがない、見たことがないものを自分たちの力で勝ち取りたい」

 FIFAランキング3位、前回大会8強のベルギーは今大会の優勝候補にも挙げられている。しかし、そんな強敵にも必ず“穴”はある。「向こうはグループリーグが割と楽な3試合で、立ち上がりゆっくり入るところがあると感じている」。パナマ、チュニジア、イングランドに3連勝したグループリーグを映像で見た印象についてそう語った。

「そういう相手の弱点についてはチームとして話し合いもできている。そこを突きたい」。試合の入り方を意識する日本の背番号10はグループリーグの第1戦、第2戦と先発したが、ポーランドとの最終戦は欠場。心身ともにリフレッシュした状態で大一番を迎える。「冷静と言ったら変だけど、いつもの試合に入る感じでいる。もっと緊張感を持ったほうがいいのかな」。自然体の香川が日本の初の8強へ導く。

(取材・文 西山紘平)

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