beacon

[関東2部]1年で1部復帰を目指す日体大は3位、慶應大苦戦9位で折り返し

このエントリーをはてなブックマークに追加

日体大と慶應大の奮闘は続く

[7.1 関東大学L2部第11節 日本体育大1-1慶應義塾大 BMWス]

 関東大学リーグ2部の前期最終節、第11節が1日に行われた。降格組による直接対決、日本体育大慶應義塾大の一戦は1-1の引き分けに終わった。

 昨季惜しくも昇格を逃した中央大が首位ターン。40年ぶりに関東リーグに復帰した立教大の健闘と、話題の多い2部リーグで、降格組の奮闘も続いている。

 日体大は昨季1部最終節で法政大を相手に2-2でドロー。勝てば自力で残留を決めることが出来たが、後半アディショナルタイム4分の失点によって、涙をのんだ。

 3年ぶりの2部を戦う日体大は、前期を6勝1分4敗の勝ち点19で3位。首位中央大とは勝ち点差7、2位立教大とは同5で後期に折り返すことになった。まずまずの成績だが、上位2チームにはことごとく敗れており、後期へ向けた課題が残った。

 慶大戦では、後半アディショナルタイムに劇的な同点FKを突き刺したMF伊藤純也(2年=FC東京U-18)は「もっと勝てた試合はあったけど、後期立て直していければ昇格できると思うので、もう一回チームとしての質を求めていきたい。上位対決に勝たないと昇格できないので」と話した。

 一方の慶大は大苦戦を強いられている。開幕戦で立正大の後半の4失点で逆転負けを喫すると、続く東海大戦も1-3で敗戦。結局前期は2勝5分4敗で勝ち点11の9位で終えることになった。

 この日の試合のように終盤の失点で勝ち点を落とす試合も少なくなかった。イレブンも「ラストで失点することが多く、自信をなくしていた」と口をそろえる。主将MF松木駿之介(4年=青森山田高)は「思い描いていた前期とは程遠い。シーズンをスタートさせるときに、(昨年昇格した)早稲田と国士舘のデータを見て、3敗しかしていないというのを強く意識しすぎてしまった」。そして「このままでは都リーグ降格もみえてきてしまう」と強い危機感を口にした。

 ただ前期のラスト5戦は1勝4分と“負けないチーム”にはなった。松木が「あとは勝ち切る力をつけられるように、みんなで頑張っていきたい」と気を引き締めれば、攻撃陣をけん引するチーム得点王のMF山田盛央(3年=藤枝東高)も「攻撃に厚みを持たせられるように修正したい」と後半戦の更なる爆発を誓っていた。

●第92回関東大学L特集

TOP