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サンチェス、アメリカ遠征不参加に…脱税による有罪判決でビザが発給されず

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アレクシス・サンチェスはアメリカ遠征に帯同できず

 マンチェスター・ユナイテッドのFWアレクシス・サンチェスが、ビザ発給に問題が生じたためチームのアメリカ遠征に帯同できなかったようだ。

 今冬にアーセナルからユナイテッドに加入したサンチェス。新シーズンを前に行われるクラブのアメリカツアーに帯同する予定だったが、アメリカ政府からビザが発給されず、イングランドに残ることが決まった。

 スペインの税務当局は、バルセロナに在籍していた2012年から2013年にかけてにサンチェスが100万ユーロ(当時約1億3000万円)を脱税したとして告発。そして今年2月、サンチェスに対して懲役16か月の有罪判決が確定した。スペインの法律により収監は免れたものの、アメリカの法律では詐欺罪の有罪を受けた者に対してビザは発給されない。

 サンチェスはアメリカ遠征に帯同するために、弁護士とともにビザ申請に動いていたが、その過程は予想以上に長く、結局プレーシーズンが始まるまでに間に合わなかった。

 ユナイテッドは、このアメリカツアーで20日にクラブ・アメリカと、22日にアースクエイクスと対戦。その後、インターナショナル・チャンピオンズ杯(ICC)でミランリバプールレアル・マドリーとの試合を控えている。

 8月10日のプレミアリーグ開幕戦まで1カ月を切った重要な時期に、主力のサンチェスの離脱はジョゼ・モウリーニョ監督率いるチームにとって大きな痛手になりそうだ。

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