beacon

神村学園高の後輩が明かす、清水MF高橋大悟の高校時代と“ハンパない”一面

このエントリーをはてなブックマークに追加

神村学園高時代(左)と清水エスパルスのMF高橋大悟

 今年のJリーグは例年以上に10代選手の活躍が光るスタートになっています。ゲキサカではプロ1、2年目選手の高校時代を知る後輩たち(現役高校生プレーヤー)に対して、現在プロで活躍するヤングプレーヤーの高校時代についてインタビュー。彼らのピッチ内、ピッチ外で“ハンパなかった”一面や意外な一面とは?

 第9回は清水エスパルスのU-19日本代表MF高橋大悟選手です。“屋久島の星”とも評されるアタッカーはルーキーイヤーの今年、ルヴァンカップで5試合に出場。現在、J1デビューを目指している注目のレフティーです。その高橋選手は鹿児島の強豪、神村学園高で1年時からゴールを連発して注目を集め、昨年は主将、エースとして鹿児島3冠を達成。全国でも抜群のサッカーセンスと決定力を発揮し、夏冬の全国大会で計5ゴールを決める活躍を見せました。その先輩の高校時代について、高橋選手から神村学園のエース番号「14」とキャプテンマークを受け継いでいるMF深港壮一郎選手が教えてくれた。(紹介してくれた深港選手の写真はコチラ)。
 
―先輩がプロ入りして階段を上がっている印象があるけれど、その活躍をどう感じている?
「ちょくちょく出場していますけれども、もっと自分らしさを出していけば、もっと上に行っても良いんじゃないかと思っています」

―高校時代はどんな存在だった?
「僕から見たらほぼパーフェクトな選手でした。全体に声もかけてくれますし、自分でプレーでも魅せてくれますし、最高のプレーヤーだと思います」

―「努力のバケモン」とコーチの方々はおっしゃっていたけれど?
「誰よりも練習していましたし、シュートに関しては『絶対にオレが決めてやる』と覚悟を決めてやってくれていたんだと思います」

―特にここは「ハンパなかった」というところは?
「ゴールが欲しい時に絶対にそこにいる。そこの持っているものが違うんだと思います」

―この試合は特に凄かったな、というのはある?
「昌平戦(高校選手権2回戦、1-0で勝利)とか、いつやられてもおかしくないという状況で、最初に決めてくれたのであの試合はあれがカギだったと思います」

―深港選手は彼と同じ14番で主将。自分自身にとっても目標だと思うが?
「近くに基準があったので、そこを目指してやるというのは意識していましたし、これから超えるくらいの結果を出していかないといけないと思っています」

―彼はサッカー以外はどうだった?
「ムードメーカーでした」

―ヤンチャなイメージはないけれど?
「実はヤンチャで先生の真似をしたり、“しょうもない”冗談を言ったりとか……。それで(周りを笑わせて)、誰にでもチーム全体、全員に話しかけるくらい気を配ってくれて、本当に完璧なキャプテンだったと思います」

―キャプテンとして参考にしている部分は?
「一人ひとり味方を見てあげて、できていない選手とか、ちょっと流れ悪いなという選手とか、そういうチームの状況の時にちゃんと声を掛けてあげられるようにというのは高橋さんから言われましたし、そこは意識しています」

―深港選手が最も近いと思うけれど、今年、神村学園に「高橋2世」はいる?
「番号とキャプテンマークが被っているので、そう思われてもおかしくないんですけれども、自分自身、そこのレベルにはまだ達していると思っていないので。でも、そうならなければならないといけないと思っています」

―彼らの世代を超えるには結果を出すことが一番だと思うが、それへの意気込みを。
「本当に結果を出して、今年も3冠をして、インターハイ、選手権で全国4つ、日本一取れるように頑張っていきたいと思っています」

―高橋選手へのエールを。
「焦れずに努力し続ければ、あの人ならば必ず結果を出してくれると思うので頑張って欲しいです」

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

TOP