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[MOM2579]阪南大高DF高木践(2年)_高さ補う能力持つ注目CB、先制ヘッド

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阪南大高の2年生CB高木践は先制ヘッドを決めるなど攻守で勝利に貢献

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.7 総体1回戦 瀬戸内高 1-3 阪南大高 鈴鹿]

 将来のプロ入りを目指すDFが2度目の全国で成長した姿を見せた。阪南大高の2年生CB高木践は身長170cm台前半とサイズはないが、フィジカル能力が非常に高く、守備範囲の広さとヘディングの強さに注目のDF。「何もしていなくてベスト16で負けてしまっている」という昨年から進化した姿を披露した。

「身長ない分、カバーとかは心掛けてやっています」という高木は、この日もDFライン背後のスペースを広範囲にカバー。CB中川空(3年)、左SB岸田悠希(3年)がケガで登録を外れて2年生4バックとなっている中、昨年からの経験者としてDFラインをまとめ、球際では一際激しい当たりを見せて相手の前に立ちはだかっていた。

 そして、後半5分にはMF斉藤隆(2年)の右CKから中央に飛び込んで先制ヘッド。ボールの行方を確認することができなかったというものの、味方の歓声で入ったことが分かったという。そして、歓喜の雄叫び。小柄だが跳躍のタイミングを工夫しているというヘッドも攻守で発揮し、勝利に貢献した。

 濱田豪監督も将来性を高く評価するDF。上のステージを目指すためには、本職のSBなどでの挑戦となるだろうが、今はCBとしてチームを支える決意。「負けたら終わりなのでプレミア(リーグ)よりも気合入ります」というように、一発勝負の緊張感を良い意味で楽しみながら、多くの関係者にアピールする。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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