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シティの“SNS芸人”が初先発で2アシスト…指揮官の忠告には「約束するよ」と懲りず

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初先発後にポーズを決めるDFバンジャマン・メンディ

 ジョゼップ・グアルディオラ監督に「時々、殺したくなる時もある」とまで言わしめたマンチェスター・シティのDFバンジャマン・メンディだが、プレミアリーグ初先発で2アシストを記録した試合後、さっそく得意のSNSを大いに沸かせている。

「メンディは、メンディだよ。時々、殺したくなるときもあるし、何て素晴らしい選手なんだと思うときもある。彼は、チームにエナジーを与えてくれる。メンディには向上の余地がある。少しソーシャルメディアのことを忘れて、いくつかのことを改善すべきだ」

 プレミアリーグ第1節のアーセナル戦(○2-0)後、マンチェスター・Cの公式アカウント(@ManCity)はそんな指揮官のコメントを紹介した。昨年夏に加入したメンディはこの日がプレミア初先発。膝の前十字靭帯断裂という大怪我に苦しみ、長期離脱を強いられていたが、さっそく2つのアシストという結果を残した。

 これまで出番こそ多くはなかったが、サポーターには彼のキャラクターが知れ渡っている。それは公式ツイッター(@benmendy23)を通じてだ。加入直後に相手のオウンゴールを「弾丸ヘッドだ(涙を流す絵文字×3)」と煽って炎上したのを皮切りに、離脱中もことあるごとに更新。マンチェスター・Cを「シャークス」と名付けて激励の投稿を繰り返すなど、不思議な人気を博していた。

 また、時には客室乗務員に囲まれた写真を添えて「ごめん、マンシティ。新しいチームを見つけちゃったよ」という微妙なジョークを披露したり、復帰時には「“怪我FC”へのローン移籍は終わった」と吹かしたり、ややギリギリを攻めるような投稿も。そんな活動は当然指揮官も知るところで「少しソーシャルメディアのことを忘れて……」という冗談交じりのコメントにつながったようだ。

 もっとも、メンディ自身はその投稿を「おおっと(絵文字)」と引用リツイートすると、直後には「約束するよ(絵文字)」とリプライ。その間、わずか5分。サポーターにはおおむね好評の模様だが、桁外れに陽気な23歳が指揮官に理解してもらえるまでの道のりはずいぶん長そうだ。

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