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生え抜きクトローネの後半AT弾でミランがローマ撃破、今季初白星を獲得

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ミランが今季初白星を手にした

[8.31 セリエA第3節 ミラン2-1ローマ]

 セリエAは31日に第3節を行い、ミランローマが対戦し、ミランが2ー1で勝利した。

 前節・ナポリ戦では2点リードから逆転を許したミラン。“10番”MFハカン・チャルハノールが出場停止明けで今季初先発となり、MFスソ、FWゴンサロ・イグアインと前線を形成する。

 開幕2試合ともに苦戦を強いられながら1勝1分の成績を収めているローマは、MFハビエル・パストーレ、FWパトリック・シック、FWエディン・ジェコと185㎝超えの3人を前線に配置した。

 前半40分にミランが均衡を破る。MFジャコモ・ボナベントゥーラからのパスを受けたDFリカルド・ロドリゲスがPA左からクロスを上げ、ファーサイドのMFフランク・ケシエが押し込んで先制点を決めた。前半はミランがシュート7本を放ったのに対し、ローマは1本と攻めあぐねた。

 ローマは後半からFWステファン・エル・シャーラウィを投入すると、後半14分にDFフェデリコ・ファシオがPA内の混戦から右足ボレーを決め、同点に追いつく。ミランは直後に相手の最終ラインを抜け出したイグアインがゴールを決めるが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりオフサイドの判定を受け、加入後初ゴールとはならなかった。

 ローマもMFスティーブン・エンゾンジのゴールがVARの判定でハンドが認められてノーゴールに。試合はそのまま1-1で終わるかと思われたが、後半アディショナルタイム5分過ぎに試合が大きく動く。

 ミランはイグアインがPA手前でボールを持ち、左足でボールを蹴る。するとボールウォッチャーになったDF陣4人の隙を突き、途中出場のFWパトリック・クトローネがすかさず裏に抜けてパスを受けると、ノーマークで右足シュートをゴール右に突き刺した。

 セリエAシーズン最多得点記録を塗り替えた今夏加入の新エース・イグアインと、昨季トップ昇格を果たした生え抜きストライカー・クトローネの活躍により、ミランは2-1で勝利。強敵ローマ相手に今季初白星を手にした。

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