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サッリが母国で快挙!“サッリズム”が伊で新語に「次は英辞書へ収録を」と伊紙も期待

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マウリツィオ・サッリ監督が辞書に載る

 チェルシー指揮官マウリツィオ・サッリの哲学を指す“サッリズモ(サッリズム)”が、母国イタリアの百科事典『トレッカーニ』に正式に収録されることになった。同百科事典が13日、公式ツイッターで発表した。

 イタリア人指揮官サッリはこれまで、古巣であるエンポリやナポリにおいて自身の戦術や哲学を体現してきた。これまでもサッリのサッカー哲学を指す“サッリズモ”はメディアにおいて多用されてきたが、由緒ある百科事典が正式にイタリア語の新語として登録を決めた。公式ツイッター上で、「マウリツィオ・サッリにとって、今シーズンの初タイトルだ」と綴り、サッリから派生した言葉が新語の仲間入りを果たしたことを発表している。

 事典への収録のきっかけは6日のこと。イタリア紙『レプッブリカ』が、2日に行われたセリエA第3節において、サッリの愛弟子であるマルコ・ジャンパオロ率いるサンプドリアが、サッリが去ったナポリに対し3-0で快勝したことを特集した。今夏、チェルシーの監督に就任し、プレミアリーグで開幕から4連勝を飾ったサッリにとって嬉しい知らせとなった。

『ガゼッタ・デロ・スポルト』は、「よく使用され、耳にするため、波紋を呼ぶことはないだろう」として、“サッリズモ”の新語登録を支持した。また「少なくともイタリア語に関して言えば、(アリゴ)サッキや(エンツォ)ベアルゾットさえも成し遂げることはできなかった」と伝え、名だたるイタリア人の名将たちですら不可能だった快挙であることに言及した。

 これはイタリア国外においても同様で、バルセロナで席巻したジョゼップ・グアルディオラの哲学“グアルディオリズム”やアトレティコ・マドリー指揮官ディエゴ・シメオネの“チョリズム”も、スペインにおいて新語登録に至ることはなかったと報じている。最後に伊紙は、「次のサッリの目標は、“サッリ・ボール”や“サッリズム”が海を越えて(イギリス)英語の辞書に収録されることだ」と主張している。

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