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浦和が競り勝ち連敗ストップ!横浜FMに3季ぶり勝利

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浦和が競り勝った

[9.16 J1第26節 横浜FM1-2浦和 日産ス]

 浦和レッズが敵地で横浜F・マリノスを2-1で下した。連敗を2で止めた浦和は勝ち点を35に伸ばして9位に浮上。横浜FMは2戦ぶりの敗戦で降格圏16位の柏と同勝ち点の29、順位は変わらず14位のままとなった。

 横浜FMはDF松原健が累積警告で出場停止。代わって右SBではDFイッペイ・シノズカを起用。出場停止明けのDFドゥシャン、MF大津祐樹が2試合ぶりに先発復帰。アジア大会に出場したU-21日本代表FW遠藤渓太も6試合ぶりに復帰した。なおMF久保建英は2試合連続のベンチスタートとなった。

 対する浦和は左膝前十字靭帯損傷、内側半月板損傷で全治7か月と診断されたFWファブリシオがに代わってMFマルティノスが先発復帰。中盤ではMF長澤和輝が2試合ぶりに先発メンバーで起用された。なお、2試合ベンチ入り停止のオリヴェイラ監督に代わり、この試合まで大槻毅ヘッドコーチが代行を務める。

 最初のビッグチャンスは横浜FM。前半20分、MF天野純が後ろからプレッシャーをかけられながらもスルーパスを通すと、右サイドからDFの裏に抜け出したFW仲川輝人がGK西川周作と完全に1対1になる。しかしシュートは惜しくも右ポスト叩くと、跳ね返りを押し込んだ遠藤のシュートもDF岩波拓也にブロックされてしまった。

 すると前半終了間際、今度は浦和がゴール前でチャンスを迎える。FKをFW武藤雄樹が蹴ると、これはDFにブロックされてしまうが、こぼれ球を拾ったMF宇賀神友弥がエリア外から思い切って狙う。これが混戦をすり抜けてゴール右隅に収まり、浦和の先制点になった。

 1点をリードして折り返した浦和は、後半開始からマルティノスに代えてDF荻原拓也を投入。流れをがっちりと掴みに行く。しかし後半15分の武藤の絶妙なスルーパスから抜け出した興梠のシュートがGK飯倉大樹にブロックされるなど、追加点は奪えない。

 後半20分には互いに交代カードを切る。横浜FMは大津に代えてFWウーゴ・ヴィエイラ、浦和は橋岡に代えてDF平川忠亮を投入。そしてこの交代があった直後の同24分に大きな動きをみせることになる。横浜FMは裏を取った遠藤が中央にクロスを送ると、ウーゴ・ヴィエイラがボールコントロールからDFを外して左足で蹴り込み、スコアが振り出しに戻った。

 だが浦和は後半34分、MF青木拓矢の浮き球パスで裏を取った武藤が胸トラップで収めると、左足でGKとの1対1をしっかりと流し込む。追いつかれた浦和だったが、再びリードを奪うことに成功。浦和はこのあとMF阿部勇樹と投入するなどして逃げ切った。

 なお浦和が横浜FM戦で勝利するのは15年4月18日の対戦以来で3季ぶり。日産スタジアムでは14年の対戦以来となった。

(取材・文 児玉幸洋)
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