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[AFC U-16選手権]GL1位で世界王手!!U-16日本代表が雷雨延期の大一番で開催国撃破!

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前半37分、U-16日本代表FW唐山翔自が先制ゴール

[9.27 AFC U-16選手権GL第3節 U-16日本代表 2-0 U-16マレーシア代表 マレーシア]
 
 U-16日本代表は27日、19年U-17ワールドカップへの出場権を懸けたAFC U-16選手権マレーシア2018のグループリーグ第3戦で地元マレーシアと対戦した。前半、FW唐山翔自(G大阪ユース)の得点でリードを奪った日本は、試合終了間際にもMF成岡輝瑠(清水ユース)が決めて2-0で快勝。2勝1分の戦績でグループリーグを1位で通過した。

 この試合は前日夕方に予定が雷雨で順延となり、翌日午前11時のキックオフとなるハプニングに見舞われており、気温35℃を超える灼熱環境での戦いとなった。ただ、森山佳郎監督は「こういうより高いハードルを越える経験を通じてプラスに変えていくのが育成年代。困難をみんなで乗り越えて成長し、団結していく機会にしたい」と語り、「負ければ終わりの“決勝トーナメント1回戦”」と見なした一戦に臨んだ。

 この試合に向けて、日本は第2戦から先発オーダーを大きく変更。GKに山田大樹(鹿島ユース)、最終ラインの右から角昂志郎(FC東京U-18)、鈴木海音(磐田U-18)、半田陸(山形ユース)、中野伸哉(鳥栖U-15)、中盤中央に横川旦陽(湘南U-18)と成岡、両翼に荒木遼太郎(東福岡高)と中野瑠馬(京都U-18)、そして前線に西川潤(桐光学園高)と唐山というスターティングラインナップになった。

 序盤はFWを裏のスペースへシンプルに走らせる攻めが目立つ日本に対し、マレーシアはサイドからチャンスを作る。日本はPA内への侵入を何度か許してしまったが、GK山田の危なげない対応もあってゴールは許さず。逆に飲水タイム明けから流れを引き寄せると、37分にはグラウンダーの縦パスをエリア内で受けた唐山が鋭いターンからのシュートを突き刺し、先制点を奪い取った。

 後半も一進一退の攻防となったが、1点のリードから精神面で優位に立つ日本は、地元観衆のプレッシャーから徐々に焦りも見えるようになったマレーシアに対して有利に試合を運ぶ。途中からCBに下がった横川も安定したプレーを披露し、危険なシーンもほとんど作られることなく、開催国の攻勢をシャットアウト。後半アディショナルタイムには成岡がトドメのゴールも決めて、2-0。見事に勝ち切った日本が1位でグループ通過を決めた。

 世界切符の懸かる準々決勝は日本時間30日17時30分から開催される。中2日を挟み、「この試合で勝つためにやってきた」(森山監督)運命の一戦が、いよいよ幕を開ける。

(取材・文 川端暁彦)
●【特設】AFC U-16選手権マレーシア2018
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