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鹿島MF三竿健斗、過密日程も「幸せに感じている」

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鹿島アントラーズMF三竿健斗

[10.7 J1第29節 鹿島0-0川崎F カシマ]

 J1リーグ、ACL、ルヴァン杯に天皇杯。四冠の可能性を残すチームだからこそ、シーズン終盤に過密日程を迎えている。しかし、鹿島アントラーズMF三竿健斗は厳しいスケジュールをこなす現状を「幸せに感じている」と語り、充実した表情を見せた。

 3日にACL水原戦をこなし、中3日で迎えた首位・川崎F戦。序盤から押し込まれる展開となり、前半35分にはPKを献上したものの、GKクォン・スンテの好セーブで失点をしのぐ。「スンテがPKの場面を止めてくれたので、そこから得点して勝つということで恩返しをしたかった」(三竿)。だが、後半に入って徐々に盛り返し、同アディショナルタイムに数的優位に立ってからは猛攻を仕掛けたものの、得点は生まれずに0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれた。

 過密日程が続いているチームだが、そこは言い訳にはしない。「こんなにハードなのは日本で自分たちだけ。それは四冠の可能性があるからこそなので。そのことを皆が常に意識しているし、そういうチームにいられることを幸せに感じている」と前向きに捉えている。

 チームは中2日でルヴァン杯準決勝第1戦を迎え、三竿自身はキリンチャレンジ杯を戦う日本代表に合流する。「僕はこんなことを言える立場じゃない」と苦笑しつつ、「誰が出ても今のチームは同じサッカーができる。チーム一丸となって決勝に行ってほしい」と仲間にエールを贈ると、「日本が勝てるように自分ができることをやってきたい」と代表合流に向けて意気込みを示した。

(取材・文 折戸岳彦)
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