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圧巻4発も冷静…世界の頂点を目指すムバッペ「通過しないといけないステップがある」

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 パリSGのフランス代表FWキリアン・ムバッペは、さらなる上を目指しているようだ。

 リーグアン第9節でリヨンと対戦したPSG。先発したムバッペは、1点リードで迎えた61分にこぼれ球をエリア内で拾って左足でゴールを奪うと、66分、69分、74分とわずか13分で4ゴールを記録。チームを5-0の大勝に導いた。

 ムバッペは、もちろんマン・オブ・ザ・マッチに選出。しかし、チーム全体のパフォーマンスのおかげであると語っている。

「MOM? 良いことだね。だけど、チーム全体の仕事であり、もっとも重要なのは結果だよ」

 データサイト『Opta』によると、19歳9か月でのリーグ・アン1試合4ゴール達成は、過去45年の中で最年少記録だという。新たな記録を達成したムバッペだが、記録には興味が無いようだ。

「良いことだとは思う。だけど、集団のパフォーマンスについて言いたいね。それから、僕とネイマールについても。僕たちは勝利を望んでいた。昨夏から多くの仕事をこなしてきたから、この大会の歴史の一部になりたかった」

「時間は多くない。新しい監督が来て、新たなフィロソフィー、戦術、多くのシステムを使っている。すぐに対応できたことを示せていると思うよ。お互いに熱意と決意を持ってプレーすれば、違いを生み出せる」

 リーグアン史上初の開幕9連勝を達成したPSGだが、ムバッペは「タイトルはまだ遠い」と冷静にコメント。そして、自ら改善点を挙げて、さらなる上を目指している。

「チャンスを数回逃してしまった。もっと得点すべきだったけど、それも普通のこと。それは僕が通過しなければならないステップだね。頂点に行くために。働き続けるだろうね」

「チームメイトは僕を助けてくれる。疑うことはないよ。ストライカーにとって、チャンスを作ってくれる限りすべてが問題ないからね。正しい姿勢で臨めば仲間が助けてくれることはわかっていた。だから多くのゴールを決めれたね」

 ムバッペは一発退場による出場停止でここまでリーグ戦の出場は5試合だが、早くも8ゴールに到達。得点ランキング首位に躍り出ている。今夏にはフランス代表としてワールドカップを制した19歳だが、浮足立つことはないようだ。

 世界の頂点に確実に近づいていくムバッペは、歴史に名を刻む選手になることはできるだろうか。

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