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「日本移籍はお蔵入り」退団寸前から名誉挽回へ、パルマの快進撃を支える30歳FW

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日本行きが報じられたルカ・シリガルディ

 今年2月に日本移籍の可能性が報じられたFWルカ・シリガルディが、今シーズンからセリエAに昇格したパルマでチームに貢献しているとして、イタリアのサッカー情報サイト『トゥット・メルカートウェブ』が7日、特集を組んだ。

 今夏、4シーズンぶりのセリエA復帰を決めたパルマは、7日のセリエA第8節でジェノアと対戦。6分、ホームのジェノアに先制点を許したが、前半のうちに立て続けに3得点を挙げて逆転勝利に成功した。チームはこれでリーグ戦4勝3敗1分となり、13ポイントで9位につけた。ヨーロッパリーグ出場圏内のローマとはわずか1ポイント差に迫る。指揮官のロベルト・ダベルサは記者会見において、「目標はセリエA残留であり、ハードルを引き上げるのは大きな誤りだ」と強調しているが、快進撃を続けるパルマに注目が集まる。

 中でもジェノア戦でパルマの2得点目を挙げたシリガルディは、冬の移籍市場で日本行きが濃厚とされていた選手だ。「2月に日本のチームへの移籍がほぼ決まっていたが、移籍は結局実現しなかった」のだが、夏にも引き続き、「放出される選手の1人」とされ、退団が2度にわたり目前にまで迫った。それでもチャンスを信じてチームに残った。

 これまでリーグ戦4試合出場1ゴールと出場機会は少ないながらも結果を出し、パルマに貢献している30歳FWについて、「元インテルのウィンガーにとって名誉挽回となった」、「日本移籍はお蔵入りに。ダベルサが感謝している。背番号26がいなければおそらく、獲得ポイントはずっと少なかっただろう。パルマそしてダベルサにとって幸運だった」と伝えている。シリガルディの活躍は、今後も注目されるところだ。

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