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メッシ欠場もスアレス3得点!! バルセロナ、8年ぶり5発で“クラシコ”完勝

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ハットトリックを達成したバルセロナFWルイス・スアレス

[10.28 リーガ・エスパニョーラ第10節 バルセロナ5-1R・マドリー]

 スペインを代表する二大巨頭が激突する“エル・クラシコ”が28日、リーガ・エスパニョーラ第10節で行われ、FWルイス・スアレスがハットトリックを達成したバルセロナレアル・マドリーを5-1で破った。同対戦では2016-17シーズンの前半戦から5試合負けなし(3勝2分)。リーグ戦の順位でも首位をキープした。

 ホームのバルセロナは前節のセビージャ戦(○4-2)から先発2人を変更し、腕の負傷で途中交代していたFWリオネル・メッシは欠場。DFネウソン・セメドがベンチに回り、DFセルジ・ロベルトとFWラフィーニャがスタメンに入った。

 対するR・マドリーはターンオーバー布陣を敷いていた前節のレバンテ(●1-2)から4人を代え、DFナチョ・エルナンデス、MFトニ・クロース、FWカリム・ベンゼマ、FWガレス・ベイルが起用された。

 試合は早々に動いた。立ち上がりから自陣で自由に攻撃を組み立てるバルセロナが前半11分、MFアルトゥールのロングパスにDFジョルディ・アルバが左サイドを抜け出し、マイナス気味のクロスにMFフィリペ・コウチーニョが反応。左足ダイレクトで流し込み、ホームチームが先制に成功した。

 苦しい立ち上がりとなったR・マドリーは前半19分、DFセルヒオ・ラモスのパスミスから一気に押し込まれ、アルトゥールのミドルシュートはGKティボー・クルトワが辛くもかき出す。その後も右ウイングのベイルが守備に追われる場面が続き、攻撃はS・ラモスの苦し紛れなロングシュートにとどまった。

 すると前半28分、バルセロナが再び試合を動かす。J・アルバのスルーパスに反応したFWルイス・スアレスがPA内でDFラファエル・バランに倒され、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が介入。ピッチ脇モニターでの確認を経てPKが与えられると、これをスアレスが力強く左に蹴り込み、リードは2点に広がった。

 R・マドリーはハーフタイム明け、バランに代えてMFルーカス・バスケスを投入し、システムを3-5-2に変更。すると後半5分、右サイドに開いたベンゼマのスルーパスにMFイスコが抜け出し、クロスはラングレに当たってファーサイドへ。これをDFマルセロがうまく収めると、右足で流し込んで1点を返した。

 なおも攻勢を緩めないR・マドリーはベンゼマ、S・ラモスが立て続けに決定機をつくり、後半11分にはMFルカ・モドリッチのシュートが右ポストを叩く。やや劣勢が続いたバルセロナは同24分、ラフィーニャに代わってN・セメドを、同29分にはコウチーニョに代わってFWウスマン・デンベレを入れた。

 すると直後の後半30分、バルセロナに試合を決定づける追加点が入る。アルトゥールの粘りから、右ウイングにポジションを上げていたS・ロベルトにボールが渡り、右ハーフスペースから短いクロスをゴール前に配給。絶妙なタイミングで走り込んでいたスアレスがドンピシャヘッドで合わせ、この日2点目をゴールマウスに流し込んだ。

 R・マドリーは後半37分、負傷したマルセロに代わってFWマリアーノ・ディアスを投入し、攻撃に比重を傾ける。ところが同38分、バルセロナは敵陣でのボール奪取からスアレスがループシュートを流し込み、ハットトリックで3点リード。さらに同42分には、デンベレのクロスから途中出場のMFアルトゥーロ・ビダルがヘディングシュートを叩き込んだ。

 アディショナルタイムは2分あったが、意気消沈するR・マドリーは攻撃に人数をかけられず、そのまま試合はタイムアップ。バルセロナは2010年11月29日以来、8年ぶりのクラシコ5得点。ジュレン・ロペテギ新監督の下で不調が続き、ライバルとの大舞台でも痛い黒星を喫したR・マドリーはこれでリーグ戦3連敗となった。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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