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最年少の17歳FW2人が全5試合に出場…ブレイク果たした斉藤光毅、アジアの戦いで得たもの

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全5試合に出場したFW斉藤光毅(横浜FCユース)

[11.1 AFC U-19選手権準決勝 U-19日本代表 0-2 U-19サウジアラビア代表]

 最年少の2人がU-19アジア選手権の全試合に出場した。U-20W杯出場権獲得に貢献したFW斉藤光毅(横浜FCユース)は準決勝サウジアラビア戦に途中出場。0-2で折り返した後半開始から日本はFW久保建英(横浜FM)、FW宮代大聖(川崎F U-18)を投入して巻き返しを図ったが、流れは大きく変えられず、後半26分に最後の交代枠でピッチに送り込まれた。

 ここまで4試合はキレのあるドリブル突破で相手を翻弄してきたが、サウジアラビアの連動したプレス、スピード、フィジカルと相対し、「何もできなかった」と新たな基準を知った。「あのレベルでも通用するドリブルや仕掛けをしないといけない。チームに帰って成長していきたいです」。

 早生まれを含む“4世代”が融合したチーム最年少の高校2年生。「年齢は関係ない」と言い切り、結果を残す覚悟を持って大会に入ると、グループステージ3試合連続ゴールで大きなインパクトを残した。自身の存在を知らしめた大会となったが、「大事な時に結果を残せていない。そういうところはもっともっと高めていきたい」と視線は上を向いている。

 出場権を懸けた準々決勝インドネシア戦は前半15分から緊急投入となったが、6万大観衆の前で臆せずプレー。完全アウェーを戦い、出場権を勝ち取る経験も積んだ。将来は海外挑戦も視野に入れる。理想とする選手はいずれも173cmのFWセルヒオ・アグエロ(マンC)、FWエデン・アザール(チェルシー)。「ちっちゃくてゴリゴリいく感じ」と170cmの自身に重ねた小柄なストライカーを挙げた。アジアの戦いを糧に、来年5月開催のU-20W杯に向けて成長速度を上げていく。

(取材・文 佐藤亜希子)

●【特設】AFC U-19選手権インドネシア2018
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