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同世代のガチンコ勝負…清水DF立田、対峙した杉岡に「絶対に負けたくない気持ちでやっていた」

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清水エスパルスDF立田悠悟(左)と湘南ベルマーレDF杉岡大暉

[11.2 J1第31節 湘南0-0清水 BMWス]

 東京五輪を目指すU-21日本代表の仲間だ。しかし、この日、着ているユニフォームの色は違う。清水エスパルスDF立田悠悟は、後半16分から投入された湘南ベルマーレDF杉岡大暉に対し、「絶対に負けたくない気持ちでやっていた」――。

 ガチンコ勝負だった。右SBを任される立田と左アウトサイドに入った杉岡は、幾度となく1対1の場面を迎えた。ルヴァン杯MVPに輝いた杉岡は勢いに乗っており、「あいつは何が何でも抜いてやろうと感じできていた」と果敢にドリブル突破を仕掛けてくる。「やっぱり勢いのある選手なので、対応するのは難しい部分もあった」と突破からクロスを許す場面も作られてしまった。

 しかし、立田はU-21日本代表ではCBでプレーしており、「自分が攻撃になったときは、SBの自分のことをあいつは知らないので逆に仕掛けやすい部分もあった」と杉岡の知る自分とは違う姿を見せ、サイドを疾走した。

「同世代の選手とやることはあまりないので、そういう部分ではお互いに気合いが入るところがあった。絶対に負けたくない気持ちでやっていた」

 一進一退の攻防が続いたものの、0-0のまま試合終了のホイッスルが吹かれての痛み分け。実際に対峙して受けた刺激もあるが、「同世代の選手が結果を出していることで、『自分は何をやっているんだろう』と感じることもある」とタイトル獲得に貢献した杉岡と自身を比較しつつ、「ああいう選手の刺激を受けて自分も成長していきたい」とさらなる高みを目指していく。

(取材・文 折戸岳彦)
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