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川崎F、8試合ぶり敗戦も連覇決定!!2位広島も敗れる

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川崎FがJ1連覇を達成した

[11.10 J1第32節 C大阪2-1川崎F ヤンマー]

 川崎フロンターレがJ1連覇を達成した。J1リーグは10日、第32節を行い、川崎Fはアウェーでセレッソ大阪と対戦。1-2で敗れ、8試合ぶりの黒星を喫したが、勝ち点7差の2位広島も敗れたため、2試合を残して2年連続2度目のリーグ制覇が決まった。

 勝てば他会場の結果に関係なく、自力で連覇が決まる川崎Fは前節の柏戦(○3-0)から先発3人を変更した。左眼窩底骨折と診断されたキャプテンのFW小林悠は欠場したが、GKチョン・ソンリョンが出場停止明けで2試合ぶりに先発し、負傷明けのDF車屋紳太郎も3試合ぶりの先発復帰。MF大島僚太も2試合ぶりに先発した。
 C大阪は前節の名古屋戦(●0-1)から先発2人を変更。当初スタメン予定だったFW高木俊幸がウォーミングアップ中のケガで欠場し、急きょFW田中亜土夢が先発した。田中亜は7月25日の鹿島戦(●0-2)以来、15試合ぶりの先発。また、DF田中裕介がベンチスタートとなり、負傷離脱していたDF松田陸が4試合ぶりに先発復帰した。[スタメン&布陣はコチラ]

 川崎Fは前半5分、車屋がMF中村憲剛とワンツー形で左サイドを縦に突破。クロスのこぼれ球をゴール前のMF守田英正が左足で狙ったが、大きく枠を外れた。その後もボールを支配し、試合の主導権を握るが、なかなかC大阪守備陣を崩し切れない。前半17分には自陣でのボールロストから逆にピンチを招いたが、FW杉本健勇のシュートは枠を捉えられなかった。

 なかなかリズムに乗り切れない川崎Fをアクシデントが襲う。前半36分、MF登里享平が足を痛めたか、ピッチに座り込み、プレー続行不可能に。同37分、FW知念慶との交代を余儀なくされた。この交代により1トップで先発していたFW阿部浩之が左サイドハーフにポジションを下げ、知念が1トップに入った。

 前半終了間際にはホームのC大阪が立て続けにチャンスをつかむ。前半44分、右CKのセカンドボールをMFソウザが右足で強烈なミドルシュート。しかし、これはチョン・ソンリョンに弾き出され、再び右CKから今度はゴール前の杉本に絶好機が訪れるが、右足のシュートはクロスバーを越えた。

 スコアレスで折り返した後半立ち上がりは再び川崎Fがボールを保持するが、C大阪を攻めあぐねる展開が続いた。すると後半10分、C大阪はシンプルな速攻から杉本が左サイドに展開したボールを田中亜がグラウンダーのクロス。これに反応した杉本がDF谷口彰悟をかわしてPA内に切れ込み、左足で豪快にゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドとなった川崎Fだが、優勝を争う2位の広島も後半22分に先制を許す展開。たとえこのまま敗れても、広島も敗戦なら川崎Fの優勝が決まることになる。とはいえ、まずは目の前の一戦に勝って自力で連覇を決めたい川崎F。後半31分にDFエウシーニョと阿部を下げ、MF鈴木雄斗とMF齋藤学をピッチに送り込む。一気に2人を代えて交代枠を使い切った。

 同点ゴールを目指して攻勢を強める川崎Fは後半44分、相手のバックパスに詰めた知念がGKキム・ジンヒョンに倒され、PKを獲得。これをMF家長昭博が落ち着いてゴール右に決め、1-1の同点に追いついた。後半アディショナルタイム4分、途中出場のMF山村和也に勝ち越しゴールを許し、1-2で敗れたが、2位の広島も仙台に0-1で敗れたため、残り2試合で勝ち点7差をキープし、川崎Fの連覇が決まった。

(取材・文 西山紘平)

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