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PO次戦は“相方”が出場停止も…東京V井上潮音「どう見せていくか楽しみ」

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中盤の底で好プレーを見せた東京ヴェルディMF井上潮音

[11.25 J1参入プレーオフ1回戦 大宮0-1東京V NACK]

「前半から勢いを持って入ることができて、それをここ数試合続けられている」。東京ヴェルディMF井上潮音は現状に一定の手応えを感じている。シーズン中盤は出番を失ったが、リーグ最終盤に主力の座を射止め、J1参入プレーオフ1回戦でもフル出場。キックオフ直後から鬼気迫るプレーを見せ、昨季は成し遂げられなかった初戦突破に導いた。

「1点を守り切ろうという気迫が通じた結果が勝利につながった」。後半途中にMF内田達也が退場し、その後の時間帯では広大な中盤スペースを一人でカバーする場面も。もともと定評のあった技術に加え、たくましさも披露した21歳は、すがすがしい表情で勝負の一戦を総括した。

 昨季はJ1昇格プレーオフ1回戦でアビスパ福岡に敗れ、10年ぶりのJ1昇格には手が届かなかった。また、井上自身もベンチ入りしていたが出番なし。1年間でそんな立場を変えることに成功し、「チームとしても個人としても成長した姿を見せられた」と振り返った。

 とはいえ、最大の目標を成し遂げるにはあと2勝。2回戦の横浜FC戦は内田が出場停止となり、守備の役割も増大することが予想される。「今日できたプレーはウチくんがいたからこそできたけど、次の試合でどう見せていくか楽しみなところ」。そう言い切った井上は「チャレンジするところをこの1週間で良い準備していきたい」と先を見据えた。

(取材・文 竹内達也)

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