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フランクフルトがEL5連勝で首位通過決定! “熟達のリベロ”長谷部誠は攻守で抜群の安定感

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MF長谷部誠は公式戦14試合フル出場

[11.29 ELグループリーグ第5節 フランクフルト4-0マルセイユ]

 UEFAヨーロッパリーグ(EL)は29日、グループリーグ第5節を行い、MF長谷部誠所属のフランクフルト(ドイツ)は日本代表DF酒井宏樹が所属するマルセイユに4ー0で勝利した。長谷部は公式戦14試合連続のフル出場。酒井はメンバー外となっている。

 4連勝中のフランクフルトはすでに決勝トーナメントが決定。24日のリーグ戦第12節・アウグスブルク戦(3-1)から先発を5人変更し、3-5-2の布陣を敷く。長谷部は3バックのセンターを務めた。

 一方、昨季ELでは準優勝に輝いたマルセイユだが、2試合を残してグループリーグ敗退が決まっている。25日のリーグ戦第14節・アミアン戦(3-1)から先発9人を変更し、その試合でハットトリックを決めたMFフロリアン・トバンやMFディミトリ・パイェ、そして酒井といった主力はメンバー外となった。

 明暗分かれた両チームは序盤からその色合いを強めていく。フランクフルトは前半1分、ショートコーナーからMFミヤト・ガチノビッチがPA右に進入してシュート。GKヨアン・プレがはじいたところをFWルカ・ヨビッチが押し込んだ。

 フランクフルトは前半17分、マルセイユの名手MFルイス・グスタボにプレスをかけてバックパスをさせると、GKプレはゴール外にポジションをとっており、ボールはそのまま無人のゴールへ。オウンゴールで2-0と点差を広げた。

 リベロの長谷部は安定感ある守備だけでなく、後方からの攻撃の起点にもなる。前半29分、長谷部の高精度ロングフィードからDFタルブ・タッタがPA左に入り込んで折り返すと、ガチノビッチがPA中央で合わせるもGKプレのセーブに遭った。

 前半を2-0で折り返したフランクフルトは後半17分、DFダニー・ダ・コスタがPA右からグラウンダーのクロスを挙げ、DFブナ・サールのオウンゴールを誘発。3点差にすると、同22分には長谷部が中盤からFKを蹴り、FWセバスティアン・ハラーを経由してヨビッチがワンタッチでゴールに流し込み、ダメ押しの4点目を決めた。

 試合はそのまま終了し、4-0でフランクフルトが大勝。同時刻に行われていた試合で2位ラツィオが4位アポロンに敗れたため、フランクフルトのH組首位通過が決定した。フランクフルトは今大会無敗の5連勝で、12月13日の最終節に敵地でラツィオと対戦。一方、1分4敗で未勝利のマルセイユは同日にホームでアポロンと対戦する。

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