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[MOM581]順天堂大MF長倉幹樹(1年)_成長示す“1年分”1試合2発

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1試合2得点を決めたMF長倉幹樹

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.12 インカレ1回戦 順天堂大3-1四国学院大 BMWス]

 1年の成長を見せつけた。MF長倉幹樹(1年=浦和ユース)は1点リードの前半30分、カウンターで前線に駆けあがると、FW旗手怜央(3年=静岡学園高)のパスから、GKとの1対1を冷静に流し込み追加点を挙げる。ややこう着した後半35分には左サイドのスローインからチャンスを作り、ダメ押しとなる4点目を決めた。

 ルーキーイヤーとなった今季は関東大学リーグで2得点。1試合で“1年分”を決めた長倉は「1試合2発は大学では初めて。この流れで2回戦も点が取りたい」とはにかみながら話した。

 ただしハットトリックのチャンスもあった。後半42分、同級生のMF白井海斗(1年=清水桜が丘高)のスルーパスで抜け出し、GKと1対1の場面を作る。しかしあまりに正面だったことでGKとの駆け引きが出来ず、止められてしまった。さらに同45分のゴールネットを揺らした場面はオフサイド。「そこは悔しいです」と素直な感想も漏らす。

 1年生のアタッカーに人材が集まっているもの今季の順大の特徴。ポジション争いがし烈で、長倉、白井、MF新関成弥(1年=清水ユース)といった選手たちが、切磋琢磨しながら日々成長している。「どれだけ外してるのという感じ」と厳しい評価も忘れない堀池巧監督だが、「石上(輝)との左サイドはいい崩しが出来ている。サッカー理解がいいんだと思う」と長倉の能力を認める。

 目指すは浦和レッズユース時代、高校1年生の時にJユースカップを制して以来となる頂だ。高校3年時にクラブユース選手権で準優勝を経験したことで、「優勝するとしないとでは違う」とより実感を持ったというルーキー。「自分の得点やアシストで勝てるように頑張りたい」。口数は決して多くはない長倉だが、これからもプレー面でその存在を示し続ける。

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(取材・文 児玉幸洋)

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