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[MOM587]大阪体育大FW林大地(3年)_急成長の関西MVPがゲームを決める

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PKを決めて喜びを爆発させるFW林大地

[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ supported by KIRIN]
[12.15 インカレ2回戦 大阪体育大2-0(延長)静岡産業大 熊谷]

 エースが均衡を破った。スコアレスのまま延長戦にもつれ込んだ一戦。しかし延長前半アディショナルタイム、ゴール正面で仕掛けたFW林大地(3年=履正社高)はDF諏訪部徹(4年=川崎F U-18)と交錯。PKを獲得した。

「あのまま抜いて左足で打とうかなと思ったんですけど、相手の足がパンと当たって。正直、ラッキーでした」。PKをセットした林は、GKの動きを冷静に見極めて、力強く蹴り込んだ。

 PKは元来、苦手としていたという林だが、今季はチームがPKを蹴ると自らキッカーに名乗り出て、蹴るようにしていたのだという。「経験が増えたから、落ち着いてだんだん蹴れるようになってきました」。

 今季の急成長は誰もが認めるところ。これまでのサッカー人生で個人タイトルとは無縁だったというが、今季は関西学生リーグで24得点を決めて得点王を獲得。リーグMVPにも輝いた。

 自身の成長については「思い切り枠を外すことが少なくなった」と分析。「一番前にいて感じるのは、DFが体を張って守ってくれるから、決めるのが責任やなと思って、この1年をやってきました」と精神面の充実も要因に挙げる。

 松尾元太監督も「運動量が落ちてきても、仕事をしてくれる選手。きょうもゲームを決めきる仕事をしてくれた」と絶大な信頼を寄せる。全国区での活躍は更なる飛躍への足掛かりとなる。

 あとはチームとしてのタイトル。夏の総理大臣杯ではあと一歩で届かなかった日本一の奪取だ。「今年のチームが始まった時から日本一を目標にやってきた。今大会に出れてチャンスがもらえているので、ぶれずに日本一を目指したいです」。

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(取材・文 児玉幸洋)

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