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頼れる主将の一撃&連続完封!!岡山学芸館は8強かけて瀬戸内とのプリンス中国対決へ

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岡山学芸館は主将MF永田一真の一撃で勝利した(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権2回戦 学芸館1-0仙台育英 味フィ西]

 第97回全国高校サッカー選手権大会の2回戦が2日に行われ、岡山学芸館高(岡山)は仙台育英高(宮城)を1-0で下した。3日の3回戦では瀬戸内高(広島)と対戦する。

 1回戦でハットトリックを決めた主将が、この日も試合を決めた。この試合唯一のゴールが生まれたのは前半24分、左サイドからDF伊藤柊都(3年)がクロスを上げると、MF鶴海翔大(3年)が頭で折り返す。そしてFW岡田知也(2年)がスルーしたボールをMF永田一真(3年)が右足で蹴り込んだ。

 守っても先発したDF仲達大翔(3年)、途中出場のDF永久龍之介(3年)とCBで起用した選手が次々と負傷交代するアクシデントに見舞われるが、DF香西泰成(3年)を中心としたDFラインが相手の攻撃をしっかりと跳ね返し、2試合連続の完封勝利を呼び込んだ。

 プリンスリーグ中国でワースト3位の35失点と守備に課題があった学芸館だが、2試合連続完封は自信になる。永田も自身の得点よりもまずは「みんな頑張ってくれた」と守備陣の奮闘を称える。

 大会前から目標と語っていたベスト8まであと1勝。3回戦の相手はプリンスリーグでも対戦する瀬戸内高に決定。順位では上回ったが、対戦成績では1分1敗。昨年4月の対戦では3点リードを追いつかれるなど、イメージも良くない。

 しかしリベンジのチャンスとイレブンは士気を高めている。永田が「お互い手の内は分かっていると思うけど、決めきるところで決められれば僕たちは負けないと思っている」と話せば、高原良明監督も「とにかく一戦一戦、目の前の試合を全力で戦うだけです」と集中力を高めていた。

(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2018

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