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“タイの英雄”が母国でゴール!札幌、鈴木ら新戦力活躍でハーフナー出場のバンコクに快勝

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MFチャナティップが母国でゴール

[1.27 Jアジアチャレンジ バンコク・U 1-5 札幌]

 Jリーグアジアチャレンジが27日にタイで開催され、北海道コンサドーレ札幌がバンコク・ユナイテッドを5-1で下した。

 昨季、ペトロヴィッチ監督体制1年目で4位と躍進した札幌は、3-4-2-1を採用。守護神はク・ソンユン、最終ラインは右からDF進藤亮佑、MF宮澤裕樹、DF福森晃斗と並び、ボランチにはMF駒井善成とMF荒野拓馬が入った。右サイドはMFルーカス(←ビトーリア)、左サイドにMF白井康介、シャドーにはFWアンデルソン・ロペス(←FCソウル)とMFチャナティップが起用され、1トップは長崎から加入のFW鈴木武蔵が務める。

 なお、札幌のキャプテンマークは、タイ代表としてアジアカップに出場したチャナティップが巻き、ヴィッセル神戸からバンコクに期限付き移籍中のFWハーフナー・マイクはベンチスタートとなっている。

 試合は立ち上がりから札幌が押し込むと、前半11分にPA右で縦に仕掛けたルーカスがDFピーラパット・ノテチャイヤに倒されてPKを獲得。これをA・ロペスが左足でゴール左隅へ沈め、幸先よく先制に成功する。さらに16分、鈴木のパスをPA左で受けた“タイの英雄”チャナティップが冷静に左足を振り抜き、2-0。一気にリードを広げた。

 だが、バンコクが逆襲。前半24分、PA左手前でパスを受けたFWネルソン・ボニージャが中央に運んで進藤をかわして右足一閃。ゴール右隅に流し込み、1-2と1点差に詰め寄る。37分には、カウンターから2対2の状況を作り、PA左からボニージャが右足で狙うが、コントロールショットはわずかに枠を外れた。

 ピンチのあとはチャンスあり。札幌は前半38分、バンコクGKミカエル・ファルケスガールのパスミスを見逃さなかったルーカスが右足でループシュート。飛び出していたGKの背後を突く鮮やかなシュートを無人のゴールに決め、3-1と再び2点差とした。

 後半から互いにメンバーを変更。札幌は6人を入れ替え、ク・ソンユンとルーカス、宮澤、チャナティップ、荒野、A・ロペスを下げ、GK菅野孝憲とDFキム・ミンテ、MF早坂良太、FW菅大輝、そして新戦力のDF中村桐耶(←札幌U-18)とFW岩崎悠人(←京都)を投入した。対するバンコクは背番号9のハーフナーを送り込んだ。

 札幌は後半3分、岩崎がPA内へスルーパスを送ると、鈴木が相手と体を入れ替えて前を向いて左足を振り抜く。相手のプレスを受けながらのシュートとなったが、右サイドネットに突き刺し、4-1とした。7分には、左サイドからの折り返しを岩崎が右足で狙うが、低い弾道のシュートは惜しくも左ポストに嫌われた。

 リードを広げた札幌は後半17分に3枚替え。福森と駒井、白井に代えてMF中野嘉大(←仙台)とMF中原彰吾(←長崎)、FW藤村怜を投入する。その後はバンコクに押し込まれる時間もあり、33分にGK菅野が弾いたボールを最後にボニージャに押し込まれたが、オフサイドの判定により得点は失点は免れた。

 札幌は後半39分に藤村のスルーパスから鈴木が抜け出し、落ち着いて右足シュート。オフサイドかと思われたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)により得点が認められて5-1。札幌が新戦力の活躍により快勝をおさめた。

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