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ネイマールら不在も問題なし!パリSGが敵地で先勝、マンUはスールシャール体制初黒星に

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2点目を奪ったキリアン・ムバッペ

[2.12 欧州CL決勝T1回戦 マンチェスター・U 0-2 パリSG]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は12日、決勝トーナメントに突入。1回戦第1戦がオールド・トラッフォードで行われ、パリSG(フランス)がマンチェスター・ユナイテッド(イングランド)を2-0で下し、アウェーで先勝した。なお、第2戦は3月6日にパルク・デ・プランスで開催される。

 オーレ・グンナー・スールシャール監督の就任後、公式戦無敗(10勝1分)のユナイテッド。9日のフルハム戦(3-0)から5人を入れ替え、DFビクトル・リンデレフやDFエリック・バイリー、FWマーカス・ラッシュフォードらを起用した。一方、FWネイマールやFWエディンソン・カバーニ、DFトーマス・ムニエを負傷で欠くパリSGは、9日のボルドー戦(1-0)から6人を変更。MFユリアン・ドラクスラーやDFティロ・ケーラー、FWキリアン・ムバッペ、古巣対決となるMFアンヘル・ディ・マリアらが先発に名を連ねた。

 注目の強豪対決は、前からプレスをかけるユナイテッド、球際で激しいパリSGと、立ち上がりから互いに集中した守りをみせ、締まった戦いが繰り広げられる。そんな中、前半28分にパリSGに決定機。MFマルコ・ベッラッティの縦パスをドラクスラーがダイレクトで相手DFの裏へ送ると、これに反応したムバッペが右足シュート。ラインギリギリで抜け出したが、わずかに枠を外れた。

 終盤にかけてなかなかシュートシーンを作れないでいたユナイテッドは、前半37分にFWアントニー・マルシャルが足の付け根あたりを痛めてピッチの外へ。FWアレクシス・サンチェスが準備していたが、治療を終えてマルシャルはピッチに戻った。しかし、45分にMFジェシー・リンガードがパスを出した際に左足を負傷。一度はピッチに戻ったが自ら交代を要求し、アディショナルタイムにサンチェスが入った。

 前半は互いにシュート3本だったが、ポゼッション率(53%)、パス成功数(220本)、走行距離(51.3km)などでユナイテッドを上回ったパリSGがやや攻め込んでいた印象。対するユナイテッドは、後半開始からマルシャルに代えてMFフアン・マタをピッチへ送り込み、負傷により交代カードを2枚切ることを余儀なくされた。

 パリSGは後半8分、右サイドのDFダニエウ・アウベスのクロスからムバッペがヘディングシュート。ゴール右下を捉え、GKダビド・デ・ヘアのファインセーブに阻まれるも、これで得たCKから先制点を奪う。右CKからディ・マリアが左足でクロスを供給。ファーサイドで相手のマークをはがしたDFプレスネル・キンペンベが左足で合わせ、パリSGが1-0とした。

 さらにパリSGは後半15分にカウンター発動。素早く左サイドへ展開すると、ディ・マリアがGKとDFの間に絶妙なグラウンダーのクロスを送り、ムバッペが右足でゴール右に流し込んだ。リードを2点に広げたパリSGは、18分にもムバッペが抜け出してGKと1対1のシーンを作るも、右足シュートはGKデ・ヘアに止められ、決定的な3点目とはならなかった。

 それでも試合を優勢に進めるパリSGだが、後半29分にMFアンデル・エレーラのシュートブロックに入ったベッラッティが足を痛めてMFレアンドロ・パレデスと交代。36分には、2アシストのディ・マリアを下げてDFコリン・ダグバを入れ、守備を固めた。対するユナイテッドは39分、ラッシュフォードに代えてFWロメル・ルカクを投入。まずは1点を狙いに行った。

 しかし、ユナイテッドは後半44分にMFポール・ポグバが2枚目のイエローカードを受けて退場。第2戦は出場停止となった。試合は2-0のままタイムアップ。パリSGがネイマールら主力不在の中、アウェーで完封勝利を飾った。一方、ユナイテッドはスールシャール監督就任後12試合目にして初黒星を喫した。

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データ提供:Opta
※大会の公式記録と異なる場合があります

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