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選手権の悔しさも力に。ドイツ、Jで刺激受けてきたFW西川潤、高校選抜で「責任持ってプレーしていきたい」

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日本高校選抜の10番を背負うFW西川潤(桐光学園高)

 選手権の悔しさもエネルギーになっている。日本高校選抜は13日午後、U-18Jリーグ選抜と戦うFUJI XEROX SUPER CUP 2019 NEXT GENERATION MATCH(16日、埼玉)へ向けた埼玉合宿をスタート。10番を背負うFW西川潤(桐光学園高2年)は前日までJクラブへ練習参加していたこともあって別メニュー調整だったが、選手権で立つことのできなかった埼玉スタジアム2002での活躍に意欲を燃やしていた。

 U-16日本代表のエース、AFC U-16選手権MVPプレーヤーとして注目される中で臨んだ選手権は、大津高(熊本)との注目の初戦で0-5敗戦。湘南入りしたCB福島隼斗(3年)やU-18日本代表CB吉村仁志(3年)を個人技でかわすなど会場を沸かせたが、シュートを連続でブロックされるなど相手の強力DF陣に封じられて無得点に終わった。

 インターハイ準優勝を超えて日本一、“大迫超え”……自身初の選手権は思い描いた通りの結果にはならなかった。さすがに大会直後は責任を感じ、すぐに前を向くことはできなかったという。それでも1月に約10日間、ドイツの強豪・レバークーゼンに練習参加。ドイツや国内トップレベルに身を置く中で自分の気持ちも徐々に整理することができ、今は選手権の悔しさもエネルギーに変えてプレーすることができている。

 レバークーゼンでは「トップの下でしたけれど、レベル高かったですし、球際とか全然日本とは比べ物にならないくらい強かった。その中でやれたのは良かった」という貴重な経験に。その中で持ち味である突破の自信を深め、「ボランチもしました。(自分は)ドリブル禁止。2タッチ限定で(笑)。でも、後ろとか見えるようになって良かった」と色々なポジションを経験できたことでプレーの幅も広がった。

 ドイツやJを経験してきた彼が今回のNEXT GENERATION MATCHでどのようなプレーをするのか注目だ。インターハイでの活躍や、1次選考合宿でのアピールもあって日本高校選抜入り。それでも、本人は「選手権で大敗して良くない感じでしたけれども、その中で選んでもらった責任を持ってプレーしていきたい」と選んでもらえたことに感謝し、結果で応える意気込みでいる。

 NEXT GENERATION MATCHの会場は選手権決勝の舞台でもある埼玉スタジアム2002。「目指してきたスタジアムでできるということは嬉しいことですし、この上ないチャンスだと思うので、その中でも自分なりにいいプレーしてしっかりやっていきたい」。今年は10月にU-17ワールドカップ。また、昨年12月のU-19日本代表ブラジル遠征で評価を高めた西川は、5月開幕のU-20ワールドカップメンバー抜擢の可能性もありそうだ。そして、日本高校選抜でもエース候補。選手権での落胆から切り替えてきた逸材レフティーはこれから、目の前の試合で一つ一つ結果を出しながら這い上がっていく。

(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校選手権2018
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