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シティがチェルシー下してカラバオ杯連覇!120分間無得点で迎えたPK戦を制す

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カラバオ杯連覇を達成したマンチェスター・シティ

[2.24 カラバオ杯決勝 チェルシー0-0(PK3-4)マンチェスター・C]

 カラバオカップ(リーグ杯)決勝が24日、ウェンブリー・スタジアムで行われ、チェルシーマンチェスター・シティが対戦。0-0で突入したPK戦を4-3で制したシティが2年連続6度目の優勝を果たした。

 4年ぶりの優勝を狙うチェルシーは、4-3-3のシステムを採用。守護神はケパ・アリサバラガ、最終ラインは右からセサル・アスピリクエタダビド・ルイスアントニオ・リュディガーエメルソン・パルミエリと並んだ。中盤はアンカーにジョルジーニョ、インサイドハーフにエンゴロ・カンテロス・バークリー、前線3人は中央にエデン・アザール、右にペドロ・ロドリゲス、左にウィリアンが入った。

 2連覇に王手のシティもシステムは4-3-3。エデルソン・モラエスがゴールを守り、CBにニコラス・オタメンディエメリク・ラポルト、右SBにカイル・ウォーカー、左SBにオレクサンドル・ジンチェンコを起用。中盤は右からケビン・デ・ブライネフェルナンジーニョダビド・シルバと並び、トップはセルヒオ・アグエロを中央に、ベルナルド・シウバが右、ラヒーム・スターリングが左に入っている。

 試合はシティがボールを保持して攻め込み、チェルシーが引いて守るという構図。チェルシーの集中した守りにより、前半22分までこの試合のファーストシュートは生まれなかった。耐える時間が続いたチェルシーは45分、ウィリアンのスルーパスに反応したアザールが左サイドからカットインし、細かいタッチでシュートコースを探すも最終的に4人に囲まれ、右足シュートは相手のブロックに阻まれた。

 前半はスコアレスのままホイッスル。米『ESPN』によると、シティはボールポゼッション67%、シュートは4本(うち枠内1本)、CKは3本、ファウル数は7本だった。対するチェルシーはボールポゼッション33%、シュートは1本(枠内なし)、CKは1本、ファウル数は4本となっている。

 シティは後半開始から交代カードを1枚使い、ラポルトに代えてDFビンセント・コンパニを投入。9分、アザールに裏を取られ、PA内まで運ばれたがオタメンディが冷静に対応し、ピッチを免れる。すると11分、右CKのクリアボールからオタメンディが左足ダイレクトボレー。PA内にいたアグエロがボールをおさめ、反転シュートを突き刺したが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によりオフサイドと判定された。

 22歳ジンチェンコの背後を何度も狙うチェルシーは、後半21分に自陣からウィリアンが左サイドのスペースにパスを送り、アザールが抜け出す。アザールはPA左で相手をかわし、ゴール前に走り込んだカンテにピンポイントパスを送るが、カンテの左足シュートは枠外。チェルシーは縦に早い攻撃で得点を狙うも、最後のところで精度を欠いた。

 後半34分には両ベンチが動き、チェルシーはペドロに代えてFWカラム・ハドソン・オドイ(18)、シティはD・シルバに代えてMFイルカイ・ギュンドアンをピッチに送り込んだ。さらにシティは41分、デ・ブルイネを下げてMFレロイ・サネを投入。チェルシーも44分にバークリーに代えてMFルベン・ロフタス・チークを入れる。しかし、互いに90分間で得点を奪えず、15分ハーフの延長戦に突入した。

 シティは後半終了間際に怪我によりピッチを去ったフェルナンジーニョに代え、延長前半開始からDFダニーロを入れる。対するチェルシーは延長前半6分、ウィリアンに代えてFWゴンサロ・イグアインを入れ、イグアインを3トップの中央、アザールは左にポジションを変えた。

 延長後半5分、シティはPA右深くまで進入したスターリングの折り返しをアグエロが合わせたが、GKケパが決死のセーブ。終了間際には、チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督が、何度かピッチに座り込んだGKケパをGKウィリー・カバジェロに交代させようとしたが、GKケパ本人が拒否。サッリ監督は怒りをあらわにした。結局、120分間で得点は生まれず、スコアレスのままPK戦で勝敗を決めることとなった。

 後攻のシティは、守護神エデルソンがチェルシー1番手ジョルジーニョのシュートを止めて優位に立つと、3番手サネのシュートはGKケパに止められたが、直後にチェルシーのD・ルイスが右ポストを叩き、再びリードする。最後はスターリングが豪快に決めて、PK4-3でシティが勝利。白熱の一戦を制して2連覇を達成した。

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