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高体連ルーキーで一番乗り!! 湘南MF鈴木冬一がJ1デビュー「少しは自信になった」

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J1デビューを果たした湘南MF鈴木冬一

[3.9 J1第3節 鹿島1-0湘南 カシマ]

 高体連出身ルーキーで初めて2019年のJ1リーグ戦のピッチに立った。湘南ベルマーレMF鈴木冬一はJ1第3節鹿島戦の後半26分、一人少ない状況の右ウイングバックで途中出場。持ち味を生かして終盤の猛攻を呼び込み、「『全然できないわけじゃない』と少しは自信になった」と手応えを語った。

 中学時代からC大阪の育成組織を高校2年時に離れ、3年時は長崎総合科学大附高に所属。1年間の高体連武者修行を経て、今季から新卒選手として湘南に加わった。リーグ戦2試合ではベンチ入りもなかったが、6日に行われたルヴァン杯グループリーグ第1節長崎戦(●1-2)でデビュー。プロ生活のスタートを切った。

「ワクワクという気持ちしかないし、失うものは何もない」と臨んだ初陣はほろ苦いものに終わった。左ウイングバックで奮闘する姿を見せたが、チームは後半終了間際に2点を奪われて逆転負け。「2失点目は自分のミスだった。『真摯に受け止めて次に生かさないといけない』ということをしっかり言い聞かせてきた」と振り返る。

 ただ、そんな真摯な18歳に「次」は間もなく訪れた。3日後のJ1リーグ戦で初めてメンバー入りを勝ち取ると、味方の退場で数的不利だった後半26分に投入。ここまでJ1リーグ戦に出場した高卒ルーキーはアカデミー出身選手のみだったが、高体連出身で一番乗りとなるJ1デビューにこぎつけた。

「得点しか考えていなかったし、全員そういう気持ちだった」(鈴木)。交代した相手は今季3得点のFW武富孝介。攻めの起用が必要な場面であるからして、チョウ・キジェ監督の信頼は明らかだった。期待を背負ったルーキーは立ち上がりからボールに絡み、「自分の長所である推進力、味方を使って前に出るプレー」を果敢に繰り出した。

 試合終盤のフォーメーション変更では「初めてやったけど、全然抵抗はない」という逆足サイドの右サイドバックにも挑戦。「10人でも11人でも湘南のスタイルは変わらない」との言葉どおり、数的不利を感じさせないハードワークを最後まで続け、昨季アジア王者の鹿島を最後の最後まで苦しめた。

 だが、最後まで得点を奪うことはできなかった。「五分五分の対戦ができたけど、サッカーで求められるのは結果。だから悔しい」。デビュー戦の感慨もなく、淡々と振り返った18歳は「負けは負け。自分の力で引き分けだったり、少しでもチームのためになれれば良かった」と素直な悔しさを口にした。

 ただ、ピッチに立ったことで収穫もあったという。「鹿島アントラーズというアジアを獲ったり、日本一を何回も獲っているチームは(C大阪U-18時代、C大阪U-23の一員として出場した経験のある)J3とはレベルが違う。そこで『全然できないわけじゃない』と少しは自信になった」と手応えを語った。

「あの短時間でも課題は出た」という18歳にとって、今後の目標は「ミスを減らしつつ、自分のストロングポイントを出すこと」。再びピッチに立つ機会に向けて「試合に出させてもらうのは光栄なことだし、受け身になることはまったく考えていない。失うものは何もなく、収穫しかないのでストロングを出したい」とさらなる闘志を燃やしている。

(取材・文 竹内達也)
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