beacon

前回決勝の再戦はまたも湘南に軍配! 横浜FMは10代奮闘も最下位転落

このエントリーをはてなブックマークに追加

先制点を奪った湘南FW指宿洋史

[3.12 ルヴァン杯A組第2節 湘南2-0横浜FM BMWス]

 ルヴァン杯は13日、グループリーグ第2節を各地で行い、A組の湘南ベルマーレ横浜F・マリノスと対戦した。奇しくも前回大会の決勝と同じカード。湘南が2-0で勝利し、大会初白星をつかんだ。

 ホームの湘南はJ1第3節の鹿島戦(●0-1)から先発10人を入れ替えた。鹿島戦で警告2枚を受け、次節出場停止のDF岡本拓也だけが続けてのスタメン入り。新高校3年世代で早くもプロ契約を結んでいる17歳のMF柴田壮介、新加入のFWレレウが先発で今季初出場を果たした。

 対する横浜FMもJ1第3節の川崎F戦(△2-2)戦から先発10人を変更した。MF大津祐樹は公式戦3試合連続でのスタメン入り。横浜FMユースから昇格した18歳のFW山谷侑士が待望のプロデビューを飾り、ベンチには現ユース所属のMF池田航とFWブラウンノア賢信が控えた。

 先に決定機を迎えたのは横浜FM。前半11分、GK富居大樹のパスミスを奪ったFW李忠成がループシュートを狙ったが、ボールは上へと外れた。対する湘南は同24分、FW大橋祐紀の浮き球フィードに反応したレレウがダイレクトボレー。しかし、わずかに右へと外れた。

 拮抗した展開の中、戦況を変えたのはリベロ起用となったDF秋野央樹の左足だった。前半32分、左サイドにピンポイントの浮き球を送ると、長崎総合科学大附高出身の18歳MF鈴木冬一が縦へと突破。中央の様子を見ながら折り返し、PA内に走り込んだFW指宿洋史がダイレクトで決めた。

 後半は横浜FMが一方的に主導権を握り、山谷が果敢な突破を連発したが、大津や山谷のシュートはことごとく富居がセーブ。同21分にはDFドゥシャンのヘッドを富居が弾き、こぼれ球にFW李忠成が詰めたが、これも富居に阻まれた。同25分のMF三好康児の左足キックも富居の正面を突いた。

 それでも次にスコアを動かしたのも湘南。後半33分、ハイラインを敷く横浜FMに対し、ボールを持ち出した秋野がスルーパスを送り、レレウがゴール前に抜け出す。飛び出したGK朴一圭に対し、落ち着いたループシュートでネットを揺らした。

 横浜FMは後半36分、DF山田康太に代わって17歳のブラウンノア、山谷に代わってDF畠中槙之輔を投入し、捨て身の3-4-3で反撃に出ようとする。しかし、厚みのあるブロックを敷く湘南の守備陣を崩せず。前回決勝のリベンジは果たせず、1分1敗でグループ最下位に転落した。

●ルヴァン杯2019特設ページ
●[ルヴァン杯]GL第2節 スコア速報

TOP