beacon
TOP > NEWS > 記事詳細

スペシャルオリンピックス世界大会のサッカー競技が開幕。SO日本代表は予選を2勝1敗で通過

このエントリーをはてなブックマークに追加

予選の後に行われた開会式に出席したサッカーのSO日本代表(提供 SO日本代表チーム)

 知的障害のある人たちにスポーツを通じて社会参加を応援する国際組織による世界大会「スペシャルオリンピックス(SO)夏季世界大会 2019」のサッカー競技の予選が13日、アラブ首長国連邦で開幕。前回の2015年大会は知的障害のあるアスリートのみのメンバー編成だったサッカーは、今回初めて知的障害のある「アスリート」と知的障害のない「パートナー」が同じチームでプレーする7人制の「ユニファイドサッカー」に挑む。SO日本代表はグループ分けの予選に出場し、SOチェコ代表に2-0、SO中国代表に3-0、SOパキスタン代表には0-1で敗れたが、2勝1敗で終えた。

 現場の指揮するSO日本代表の西野累ヘッドコーチが3試合の収穫と課題をあげた。
「(チェコ戦は)初戦ということで非常に緊張感ある試合入りでした。日本チームにとって欲しくてたまらなかった先制点を挙げた事は選手に笑顔と自信が戻る大きな要因となったと思います。攻撃に目が行きがちですが、強豪のチェコを無失点に抑えた守備陣の貢献は大きい。(敗れた)パキスタン戦はとてもハードな試合でした。今大会の初失点を喫しましたが、相手の厳しいプレスと運動量に日本の全選手が焦りで判断を迷い、疲労から運動量が激減するなど失点差以上に大きな差を感じた試合でした」

 今回の日本代表の合言葉は「全力で楽しむ」。苦しくても、その状況を全力で楽しみ、世界の舞台でプレーできる事に感謝しながら全力で楽しんでいるせいか、選手たちのコメントは明るく、3試合戦った疲れは感じさせない。

 チェコ戦で貴重な先制ゴールを奪ったパートナーの小山光は「あんなに気持ちが良いゴールは生まれて初めてでした。FKを蹴る望月(大輔)君と目が合って、頭に当ててボールがゴールに入って、チームの皆と抱き合って喜んで…。一連のシーンはスローモーションのように流れていました。間違いなく生涯忘れられないゴールです」と興奮気味。さらにチェコ戦の2点目、中国戦の3点目と勝利を決定づけるゴールを決めたアスリートの橘勇佑も「(チェコ戦では)フワッ浮いたボール来てから裏に走り込んで、インステップで振り抜いたら入った感じでした。(中国戦は)右サイドから(安部)大河が上げたクロスボールを大輔(山崎)さんがバックヘッドで反らしてくれて、僕がヘディングしてゴールしました」と喜んだ。

 サッカー競技は25か国が集まり、5カ国ずつ5組に分かれた。グループ4に入った日本は現地時間16日にSOハイチ、SOチェコ、17日にSOベルギー、18日にSOブルキナファソと対戦。19日に決勝が行われる予定だ。

≪3試合のスコアと得点者≫
〇2-0チェコ 小山光、橘勇佑
〇3-0中国 高橋佳汰2、橘勇佑
●0-1パキスタン

≪先発選手≫
GK井上敬之
FP丸山祥太
FP井上友博
FP安部大河
FP高橋佳汰
FP春原翔
FP橘勇佑


【SOサッカー日本代表】
アスリート井上友博(長野)
アスリート石山裕太(長野)
アスリート丸山祥太(長野)
アスリート赤沼大地(長野)
アスリート春原翔(長野)
アスリート橘勇佑(京都)
パートナー井上敬之(長野)
パートナー望月大輔(長野)
パートナー山﨑大輔(長野)
パートナー髙橋佳汰(長野)
パートナー小山光(長野)
パートナー安部大河(京都)

ヘッドコーチ西野累(京都)
コーチ春原紀子(長野)
コーチ山本杉樹(長野)
※( )はSOの所属

●障がい者サッカー特集ページ

TOP