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監督歴40年のザッケローニ氏が明かす「何年も前に引退を決断していたが…」

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アルベルト・ザッケローニ氏が40年の監督業を振り返る

 元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が21日、サッカー情報サイト『TorinoGranata.it』のインタビューに応じ、今後の去就などについて語った。

 ブラジル・ワールドカップで日本の指揮を執ったザッケローニ氏は、中国の北京国安を経て2017年11月にアラブ首長国連邦(UAE)の指揮官に就任。アジアカップでは、開催国の指揮官としてチームを準決勝へと導いた。ザッケローニ氏は、大会終了後にUAE監督の座を退任したが、その理由を説明している。

「開催国で迎えるアジアカップでの冒険に興味を引かれた。だから契約もこの大会を区切りとしていた。今は試合を見に行って楽しんでいるし、サッカーを研究するのは好きだ。だがサッカーを研究するからと言って、必ずしも監督をしなければならないわけではない。私はずっとサッカーへ情熱を注いできた。だからこれからも好きなサッカーの観戦と研究を続ける」

 先日、古巣ウディネーゼで受けたインタビューでは、今後もオファーを検討してキャリアを続けていくことに意欲を示していた65歳のザッケローニ氏だが、現在は心が揺らいでいるようだ。また過去にも監督業引退を決断したものの、オファーを断り切れなかったことを明かした。

「もう何年も前に監督業を引退すると決めた。だがその後、面白そうなオファーを提示されて、我慢できなかった。プロサッカー選手としてキャリアを過ごし、40歳から監督業をスタートする者もいるが、私は26歳で仕事を始めた。もはやベンチの上でかなりの年月を過ごしてきた。常に家族を残して長い期間、単身赴任をしてきたので、家にいたいという気持ちもある。したがって監督をしないつもりなのだが…」
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