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DF橋岡大樹、ミャンマー戦は「4チームの中での決勝戦」

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U-22日本代表DF橋岡大樹(浦和)

 AFC U-23選手権予選(東京五輪一次予選)に出場しているU-22日本代表には、U-20世代から“飛び級”で招集された選手がいる。FW田川亨介(FC東京)、MF齊藤未月(湘南。第2節東ティモール戦後に離脱)、MF久保建英(FC東京)、そしてDF橋岡大樹(浦和)の4選手だ。

 第1節マカオ戦こそ出場機会がなかった橋岡だが、24日の第2節東ティモール戦では3バックの右CBの位置に入って先発出場。ボールを保持する時間帯が長くなり、多くの守備機会が巡ってきたわけではないが集中力は途切れなかった。

 相手が縦パスを送ろうものなら、ボールを受けようとした選手にすぐさまプレッシャーをかけ、相手よりも早くボールに触れて前を向かせず。「3バックだと後ろに枚数がいるので、縦パスに対しては怖がらずに前に出ようと思った」と幾度となく相手攻撃を寸断し、「前に行くのは得意な方。思い切っていけたのは良かった」と自身の持ち味を十分に発揮した。

 しかし、攻撃面では反省点があったようで、「ビルドアップの部分では、違いを見せるまでいかなくてもいいけど、攻撃につながるパスをもっと出せれば良かったし、もっと攻撃に絡めたら良かった」と話している。

 東ティモール戦で3バックを形成したのは99年生まれの橋岡と、98年生まれのDF立田悠悟(清水)とDF原輝綺(鳥栖)で、ボランチには97年生まれのMF板倉滉(フローニンゲン)とMF中山雄太(ズウォレ)が入った。 ピッチ外でも「コミュニケーションの部分は問題ない」という橋岡は、試合中も周囲の選手としっかりとコミュニケーションを取って意思統一を図り、完封勝利に貢献した。

「年上ということで物怖じしたら、逆に皆に迷惑をかけると思うし、年齢は関係なくコミュニケーションを取ることがチームとしてもうまくいくと思う。『こうして下さい』と言ったら、『OK。どんどん言ってくれ』と言ってくれるし、僕もいろいろな人の意見を聞きながらやっていきたい」

 26日には第3節ミャンマー戦を迎える。ともに2連勝を飾っているが、得失点差(日本が+14。ミャンマーが+11)で日本が上回って首位に立っており、引き分け以上で来年1月にタイで行われる本大会(東京五輪最終予選)の出場権を獲得できる。「ある意味、4チームの中での決勝戦」と表現した若武者は、「ミャンマーは決して弱くないけど、勝つことが一番だと思う。皆で力を合わせ、試合に出ている人、出ていない人が同じ方向を向いてやれば良い結果が出ると思う」とチーム一丸となり、勝利を目指して最終戦に挑む。

(取材・文 折戸岳彦)
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