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鈴木が渾身の同点ヘッド!琉球がホーム25戦無敗でJリーグ記録に並ぶ

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琉球がホーム25試合無敗に

[3.30 J2第6節 琉球2-2山口 タピスタ]

 30日、J2第6節がタピック県総ひやごんスタジアムで行われ、FC琉球レノファ山口FCの一戦は2-2で引き分けに終わった。

 前節・山形と引き分け、連勝が『4』でストップした琉球。メンバー変更なしで“リスタートの試合”に臨む。対する2連敗中の山口は、栃木戦(0-1)から3人を変更。DF瀬川和樹とFW山下敬大、FW高木大輔に代えてDF鳥養祐矢とMF田中パウロ淳一、FW高井和馬を起用した。

 両クラブの対戦は、J3だった2015シーズンのみで、戦績は山口が3戦全勝(3得点11失点)。一方、琉球は2017年9月16日のJ3第23節・鹿児島戦(0-1)以降、ホームで24試合負けなし(J3:15勝6分、J2:3勝)で、この試合が引き分け以上に終われば、浦和(2005~2007)とG大阪(2006~2007)が持つホーム無敗記録に並ぶ。

 4勝1分で首位の琉球と、1勝4敗で21位の山口との対照的なクラブの一戦。ボール支配率で琉球が勝るものの、山口が鋭いカウンターからシュートまで持ち込むといった展開で試合は進んだ。前半18分、MF田中恵太のスルーパスで抜け出したMF上門知樹がPA右から右足シュート。しかし、相手のプレスもあり、GK山田元気に防がれた。山口は30分、左クロスからMF田中パウロ淳一が相手に体を預けながら左足で合わせたが、GKカルバハルに処理されてしまった。

 均衡は後半早々に破れた。7分、DF西岡大志がPA右で縦に仕掛けてクロスを入れると、GK山田元気が弾いたボールをPA左でMF富所悠が受け、フェイントで相手をかわして右足シュート。これはDF坪井慶介にブロックされたが、こぼれ球をFW鈴木孝司が押し込み、琉球が先制に成功した。

 だが、山口がすぐさま追いつく。後半11分、琉球DF増谷幸祐のバックパスをGKカルバハルがPA外で受けると、プレッシャーをかけてボールを奪ったFW工藤壮人が左足でゴール右隅に流し込み、試合を振り出しに戻した。さらに13分、相手のパスミスからボールを受けた工藤が右サイドに展開。PA右角あたりから田中パウロが左足で上げたクロスを21歳バースデーのMF佐々木匠が頭で合わせ、2-1と一気に逆転した。

 琉球は後半21分、右サイドから田中恵が速いクロスを送り、ファーサイドでフリーの鈴木が冷静にトラップ。間合いをつめるGK山田を見て横にはたき、上門が左足でシュートを放つ。しかし、カバーに入ったDF菊池流帆のブロックに遭い、同点のチャンスを逃す。26分には田中恵に代えてMF河合秀人を投入。32分には、上門に代えてFW和田凌をピッチに送り込んだ。

 さらに琉球は後半43分、最後の交代カードでDF福井諒司を入れると、直後に同点ゴールが生まれる。右サイドで縦に仕掛けた河合が右足でクロスを供給。ニアに飛び込んだ鈴木が渾身のダイビングヘッドをゴール左隅に沈め、2-2と追いついた。試合はそのままタイムアップ。琉球が意地をみせ、引き分けに持ち込んだ。これで琉球は、ホーム25試合無敗(18勝7分)。リーグをまたいでいるが、Jリーグ記録に並んだ。

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