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[プリンスリーグ北信越]DFリーダー吉藤廉がセットプレーから劇的ゴール。プレミア復帰を狙う富山一が開幕2連勝

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後半45分、c富山一高DF吉藤廉が決勝ゴール

[4.13 プリンスリーグ北信越第2節 丸岡高 0-1 富山一高 丸岡スポーツランド北]

 劇的ゴールで2連勝!高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2019北信越は、13日に第2節を行った。1年でのプレミアリーグ復帰を目指す富山一高(富山)と丸岡高(福井)の一戦は、試合間際にDF吉藤廉(3年)が奪ったゴールによって、1-0で富山一が勝利した。

「リーグ戦で優勝して、プレミアにもう一度戻りたい」。主将のMF高木俊希(3年)が意気込みを口にする富山一が、3度目のプレミア参戦に向けて好スタートを切った。序盤は互いにロングボールが多く、一進一退の展開が続いた。

 富山一は前からのプレスを徹底した丸岡の守りに苦しんだが、シンプルな攻めで相手エリアに入ると、「昨年、2年生中心で挑んだプリンスリーグでチャンスを多く作れた」と高木が話すリスタートから好機を演出。前半30分にはDF丸山以祐(3年)の左ロングスローからFW鈴木峻加(3年)がシュート。33分には吉藤が入れた右ロングスローからMF小森登生(3年)がゴールを狙ったが、「献身的に頑張れる。身体のバランスがとれてグッと伸びてきた」(小阪康弘監督)というDF河上英瑞(2年)を中心とした丸岡の守りを崩せず、スコアレスで前半を終えた。

 富山一は、高木が「相手より決定機が多かった中でなかなか決めきれなかったのは開幕戦からの課題で、今節も課題が出た」と振り返る内容で試合を折り返したが、「ロングスローやセットプレーからチャンスは作れていたので焦りはなかった」。後半も2列目から繰り出す高木のドリブルや、DF真田滉大(3年)のオーバーラップを交えながら前半同様に飛び道具を多用し、丸岡にジャブを打ち続けた。

 後半20分には丸岡FW田海寧生(3年)のポストプレーから、MF明間希(3年)にクロスバー直撃のシュートを打たれるピンチもあったが、残り15分を切ってからは勝ち点3を狙って猛攻。すると、試合終了間際の45分に高木が「DFラインをまとめてくれるリーダー。後ろから凄く声が出るので助かっている」と評する吉藤に絶好のチャンスが訪れた。

 丸山がゴール前に入れたロングスローを高木が競り合うと、こぼれ球が吉藤の目の前に落下。「ゴールの前にも俊希が(ボールを)逸らしたけど、誰もファーにいない場面があったので、そのスペースを狙えるかなと思っていた。そうしたら、本当に俊希が逸らしてくれて狙い通りのボールが来た」と冷静に押し込んだ。このゴールが決勝点となり、富山一が1-0で勝利した。

 勝利の立役者となった吉藤の活躍はゴールだけにとどまらない。「練習は特にせず昨年からプリンスで投げていたら自然と投げられるようになった」と話すロングスローはチームにとって大きな武器だ。もちろん本職である守備での貢献度も高く、2試合連続で無失点。「技術がないのでヘディングだったり、球際の部分では負けちゃダメだと思っている。絶対に譲れない」と口にする。

 攻守両面での活躍は今節だけにするつもりはなく、「攻撃に関われるのはセットプレーだけ。昨年は惜しいシーンがあったのに決められなかったので、今年こそは絶対に決めたいと思っていた。これから爆発していきたい」と次節以降の得点にも意欲を見せた。

(取材・文 森田将義)
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