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[関東大会予選]競り合い勝負挑み、昨年3敗の前回王者にリベンジ!公立校の浦和東が埼玉8強進出!

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後半10分、浦和東高MF伊藤大賀(左)が直接FKを決めて2-0

[4.14 関東大会埼玉県予選2回戦 成徳深谷高 0-2 浦和東高 昌平高G]


 浦和東が前回王者撃破! 平成31年度関東高校サッカー大会埼玉県予選2回戦が14日に行われ、昨年度優勝の成徳深谷高浦和東高が対戦。浦和東が2-0で勝った。浦和東は準々決勝で正智深谷高と対戦する。

 公立校の浦和東が成徳深谷にリベンジだ。昨年、浦和東は県リーグ戦2試合と県新人戦準決勝で成徳深谷と対戦し、全て敗れていた。昨年はボールゲームではなく、ロングボール、競り合い勝負を挑んだが、県内2冠を達成した成徳深谷の強さの前に跳ね返された。今回は「ウチの方がヘディングとか優位かなと。今年もう一回(競り合いバトルで)勝負しようと思いました」と平尾信之監督が説明したように、競り合い、セットプレー勝負に出た浦和東がセットプレーからの2発で勝利した。

 試合は序盤から成徳深谷が押し込む展開に。浦和東は警戒していた背後への対応が乱れ、苦しい時間帯が続いた。それでも粘り強い守備で0-0を維持する。そして前半22分、浦和東は昨年から準備していたという“飛び道具”左SB本間大翔(3年)の右ロングスローからこぼれ球を10番FW古澤将吾(2年)が反転シュート。これが決まり、先制した。

 成徳深谷は0-1の後半7分、左足キックとロングスローが武器のDF櫻井空良(3年)を投入。同点を狙うが、浦和東は直後に貴重な2点目を奪う。後半10分、左足の精度を期待されて起用されているMF伊藤大賀(3年)が右中間から左足FKを直接決めて2-0。さらに優位な状況とした。

 成徳深谷はエースMF北原港(3年)とFW間中実来(3年)とのコンビネーションや櫻井のセットプレーなどから反撃。こぼれ球に反応したMF渋澤拓海(3年)の左足ミドルがゴールを襲うも、浦和東はシュートコースを塞いで得点を許さない。

 浦和東で特に光ったのは186cmの大型CB松本ケンチザンガ(3年)とゲーム主将のCB安食龍成(3年)のCBコンビだ。成徳深谷に再三ゴール前のシーンを作られていたものの、高さとひざ下の長さを活かして止めて、跳ね返す松本とカバーリングの広さが特長の安食が成徳深谷の反撃を封じ続ける。

 2人とも元々はボランチ。だが、明らかな特長のある松本と「CBで最近ファン・ダイク選手にハマっているので、CBでやることが楽しいです。先生とかにも言われているんですけれども、カバーで結構取れるのでカバーを持ち味にしていきたいです」という安食、そしてGK川村龍世(2年)を中心とした浦和東の堅守は最後まで崩れなかった。

 終盤、カウンター攻撃で逆に決定機を作った浦和東は、平尾監督の言う「マジメにみんなで声出し合って、カバーし合って戦う」自分たちらしさ、公立校らしさを出し切って2-0勝利。埼玉の頂点に挑戦する公立校が前回王者を突破した。

 昨年の敗戦をピッチで経験している安食は「昨年の悔しい思いがあったので、きょうの試合は絶対に勝ちたいとみんな言っていて、みんな気持ち強い状態で試合に入れたし、最後スライディングとかしてみんなで勝てたので良かったです」と喜んだ。今年のチームは良い試合をしても1つのミスから敗れてきたというが、それも改善されてきている。 

 浦和東の目標は、まず目の前の大会で関東大会出場権を獲得し、優勝すること。安食は「声とか球際とかそういうところで負けないように球際では絶対に勝ちたいです」。今後も自分たちの武器で戦い、まだまだ上を目指していく。

(取材・文 吉田太郎)

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