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遠藤航が日本代表の“誇り”と“魂”注入、日本高校選抜はデュッセルドルフ国際白星発進

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日本代表MF遠藤航は将来の日本代表の“後輩”、日本高校選抜の選手たちへ向けてメッセージを送った

 第97回全国高校サッカー選手権で活躍した選手を中心に構成された日本高校選抜が18日から第57回デュッセルドルフ国際ユース大会(ドイツ)に出場、地元観衆を大いに沸かせている。前回ファイナルの再戦となったボルシアMG(ドイツ)との開幕戦では劇的な勝利。日本高校選抜の選手たちは高校サッカーの日本代表という誇りと責任感を持って戦い、試合終了2分前の決勝点によって白星スタートを切った。

 そのチームに日本代表選手としてのメンタリティーを注入したのが、この程プーマと契約を結んだ日本代表MF遠藤航(シントトロイデン)だ。宿舎での出発前ミーティング。デュッセルドルフを訪れていた遠藤が、日本高校選抜との対面を希望。三井耕団長(葛飾野高)から紹介されてミーティングに登場した遠藤は、日本を代表して戦う彼らにメッセージを送った。

「皆さんは高校選抜として今日から大会に挑むということで本当にまず期待しているということと、あと高校選抜ではありますけれども、日本を代表するという気持ちを持って大会に臨んで欲しいと思います」

 遠藤はU-16年代の頃から年代別日本代表選手としてプレー。当初は純粋に日本代表チームに入ることへの嬉しさや、同年代の海外の選手と戦える喜びを感じていたという。そこからU-19日本代表でのアジア予選敗退や、リオデジャネイロオリンピック出場などを経験しながら日本の代表選手として戦うこと、勝つことの大切さを実感。またA代表の先輩から色々な話を聞きながら日本代表としての責任感を学んできた。

 だからこそ、後輩たちにも「(自分は)代表として戦う重みとか責任、覚悟を感じながら、悔しい思いだったり、色々な思いをしながらここまで来ました。高校年代の時に海外の選手たちとプレーできるというのは本当に貴重な経験だと思うので、この経験を楽しんでほしいと思いますし、色々な人に支えられてプレーできているということに感謝しながら、この大会に臨んでほしいと思います」と”代表選手としての魂”や、感謝の気持ちを持って戦うことを求めた。

 日本高校選抜は毎年、デュッセルドルフ国際ユース大会のみ、左胸の全国高校サッカー選手権ロゴの上側に日の丸のステッカーを張っている。この日、遠藤は日本高校選抜の18選手にステッカーを手渡し、彼らと約束をした。

「僕もこれからA代表として活躍できるように頑張っていきます。将来、ここにいる皆さんが、A代表に来て一緒にプレーできることを凄く楽しみにしていますし、僕もみんながA代表に来るまでしっかり活躍し続けられるように、それをモチベーションに頑張っていきたいと思います。ぜひ優勝してください」。自身にもプレッシャーをかけたMFは、選手たちと一緒に集合写真に収まり、最後はバスで出発する彼らに手を振ってデュッセルドルフを後にした。

(取材・文 吉田太郎)
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第57回デュッセルドルフ国際ユースサッカー大会公式サイト(別サイトに移動します)

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