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[関東2部]「蹴る直前まで迷いが」札幌内定MF金子が痛恨PK失敗…日大は立教大とスコアレス

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PKを外した金子拓郎(右)

[5.3 関東大学L2部第4節 立教大0-0日大 たつのこ]

 関東大学サッカー2部の第4節が3日に行われ、立教大と日本大は0-0で引き分けた。勝ち点1ずつを積み上げた両チーム。ただし順位の上では立大が1つ上げて3位。日大は5位のままとなった。

 2戦連続でベンチスタートとなっていた日大のMF金子拓郎(4年=前橋育英高/札幌内定)は、スコアレスの後半7分から出場。ドリブルからリズムを作ると、同23分にはFW岡安優(2年=水戸ユース)へのスルーパスを通して、GKとの1対1を演出するなど、存在感を示す。

 最大の見せ場は後半36分、スルーパスでエリア内に侵入したところでDF奥谷康平(4年=都立駒場高)に倒されてPKを獲得。だが自ら蹴ったシュート、ゴール右に飛んだボールは無情にもクロスバーを叩いて外れていった。

 金子は前節、4月28日の拓殖大戦でもPKで得点を記録。同じ右サイドに蹴って、チームに勝利を呼び込んでいた。これまでもPKを蹴る際はいつも同じコースに蹴っており、自信のあるコースだった。

 しかし今回は蹴る直前にビデオなどで前節のPKを分析されていると考えてしまったのだという。「蹴る直前まで迷いがあって、モヤモヤが出てしまった」と唇をかんだ金子。「何種類か持っておかないといけないなと思いました」と反省していた。

(取材・文 児玉幸洋)
●第93回関東大学L特集

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