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好調水戸で輝き放つ黒川淳史、進言したFW転向で早くもキャリアハイ3点目

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得点を決めた黒川淳史(右)と浅野雄也

[5.5 J2第12節 町田0-2水戸 町田]

 水戸ホーリーホックが好調だ。開幕から12戦を7勝5分の無敗。得点14、失点はわずかに4と攻守がしっかりと噛み合って、首位をキープしている。

 好調なチームにあって、若手もイキイキとしたプレーを続けている。昨季、主に右サイドを主戦場としていた黒川淳史だったが、「自分の特長が出せる」と強化部長にFW転向を志願。「FWで勝負したい」という強い意志を持ってシーズンに入っていた。

 そして開幕から出場を続けると、4月7日の徳島戦で今季初ゴールを記録し、翌節の甲府戦でもゴールを決めた。町田戦では相手がオフサイドと勘違いしてプレーを一瞬止めてしまった中でもしっかりと集中を切らさずにプレー。昨季にならぶ自身キャリアハイの3ゴール目を決めて、勝利を呼び込んだ。

「自分もパスが出てくるというのを信じて走っていましたし、自分が走っているというのを信じて出してくれたと思う。そういう部分は日ごろのコミュニケーションというか、練習のちょっとずつ小さなところから改善していっている。そういうところが信頼関係に繋がっているんじゃないかなと思います」

 令和になってのチーム初ゴール。意識はなかったというが、「ここから大きくなるために歴史を積み重ねている中で、節目で結果を残せたことは嬉しい」と笑みをこぼす。クラブは開幕から12戦不敗で首位をキープ。クラブの不敗記録まであと1と迫った。「(個人の目標は)二桁ゴール。そういった中でJ1昇格することを目標にしています」。水戸が着実に新たなステージへと歩みを進めようとしている。

(取材・文 児玉幸洋)
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