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PK戦死闘で輝いた長谷部誠、胸にこみ上げた感慨「ただ…非常に誇りに思う」

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MF長谷部誠所属のフランクフルトはPK戦で惜敗

[5.9 EL準決勝第1戦 チェルシー1-1 PK フランクフルト]

 フランクフルト(ドイツ)は9日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)準決勝第2戦でチェルシー(イングランド)と対戦した。1-1、2試合合計2-2で延長戦を迎えたが、120分では決着がつかずPK戦に突入。フランクフルトはPK3-4で惜敗し、ファイナル進出をあと一歩で逃した。MF長谷部誠は試合後、フラッシュインタビューに応じた。

「結果が出なかったのは残念に思う。ただ、ここまでチームが見せてきたもの、今日もですけど、アイントラハト・フランクフルトというクラブがここまで決勝に近づいたことに関しては非常に誇りに思う」

 長谷部はボランチの一角でフル出場し、攻守に見せ場をつくった。25分、相手の左FKからDFダビド・ルイスにヘディングシュートを打たれたが、コースを読んだ長谷部がゴールライン上でスーパークリア。1点ビハインドで迎えた後半4分には長谷部の正確なフィードを起点にFWルカ・ヨヴィッチの同点ゴールが生まれた。

 1-1、2試合合計2-2に追いつくと、延長戦はフランクフルトが攻め立て、決定的なチャンスをつくったが、ダビド・ルイスのスーパークリアなど堅守に跳ね返された。120分の死闘を終えてPK戦に突入。チェルシーはキッカー2人目が失敗してフランクフルトが優位に立ったものの、4人目、5人目が連続で失敗。後攻のチェルシーは5人目のMFエデン・アザールが冷静に決め、万事休した。

「もちろんPK戦ということで最後は勝負の運というのもあると思うんですけれども…。でも、本当に今の気持ちとしてはチームを誇りに思います」。連戦の疲労がピークだったフランクフルトは気を吐き、チェルシーをあと一歩まで追い込んだ。35歳のキャリアハイをひた走る長谷部のシーズンを締めくくるような激戦。「こういう年齢で、こういう経験をできたことは良かったです」。

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