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日本企業経営のシントトロイデン、指揮官に国内強豪が興味…「このプロジェクトを信じている」

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シントトロイデンを率いるマーク・ブライス監督

 今夏に複数の選手たちの移籍が報じられるベルギーのシントトロイデン(STVV)は、マーク・ブライス監督が国内の強豪に引き抜かれる可能性も浮上。その監督だが、地元メディア『Het Belang van Limburg』で自身の将来について語った。

 日本企業『DMM.com』社が経営するSTVVは、昨夏にブライス監督を招へい。同監督の下でDF冨安健洋やMF遠藤航、レンタルで加えたMF鎌田大地らが活躍し、一時はジュピラーリーグの上位に食い込む勢いを見せるも、結局プレーオフ1への進出を逃し、プレーオフ2では2位以下でのフィニッシュが決定してしまった。

 だが、国内ではブライス監督の手腕は高く評価されているようで、クラブ・ブルージュゲントからの興味が伝えられている。しかしながら、本人は自身の去就について、「来季もSTVVの監督を務め続ける可能性? 非常に高いよ。私はクラブとの契約はあと2シーズン残しているのでね」と今夏の退団には否定的な見方を示した。

 報道曰く『DMM.com』が監督に与えたタスクは、STVVを3年以内にプレーオフ1に導き、欧州コンペティションへの出場権を獲得すること。冨安の移籍が濃厚と見られ、鎌田のフランクフルトからのレンタルが終了する今夏、チームの再建を求められる指揮官だが、「このプロジェクトを信じていなければ、この契約を結ぶことはなかったよ。ここに残りたいという希望はずっとある。STVVでとても幸せだ」とも強調している。

 一方で、「だが私は向上心も持ち、我々は自由市場経済のなかにいる。可能性があるのなら、それを検討したい。これに関してはサッカーは普通の人生とは変わらないよ」とも認めた。オファー次第で他クラブに向かう可能性を完全には否定しなかった。クラブとしては選手の売却で移籍金を得ながら、同監督を残すためにも、目標の達成に向けて貢献できる新戦力を揃えるのが、今夏のテーマとなりそうだ。

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