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1年で1部復帰ならずのHSV、ファンは酒井高をスケープゴートに。同僚は怒り「ハートで残留したのに…」

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1部昇格を果たせなかったDF酒井高徳

 1年での一部復帰を果たせなかったハンブルガーSVだが、現地ファンはDF酒井高徳をスケープゴートにしているようだ。

 19日に行われたブンデスリーガ2部最終節で、デュイスブルクに3-0で勝利した4位ハンブルガーSV。しかし、同時キックオフの試合で3位ウニオン・ベルリンが引き分けたため、入れ替え戦プレーオフ圏内の3位浮上はならず。4位でシーズンを終え、目標に掲げていた1年での1部復帰は果たせなかった。

 この現状に、サポーターは酒井をスケープゴートにしているようだ。

 地元メディア『ハンブルガー・モルゲンポスト』によると、1-4と敗れて昇格が厳しくなった前節のパダーホルン戦後、サポーターは選手たちに拍手を送ったが、酒井とピエール・ミシェル・ラソッガにはブーイングが飛んだという。酒井は元同僚と「4年間ここにいる。4年間もだ」と話したと伝えられており、不満を露わにしていたようだ。

 そして最終節、ベンチスタートとなった酒井は83分からピッチに立ったが、投入の際にはスタンドからブーイング。さらにボールに触るたびに指笛が飛んでいた。試合後、同僚DFリック・ファン・ドロンヘレンは酒井に対するサポーターの反応に怒りを示している。

「最悪だよ。こんなことが起こるなんて恥ずかしい。ゴウは故郷、そして妻や子供とも離れている中で、昨年ハートでHSVに残るという決断をしたんだ。彼にブーイングする必要はまったくない。スケープゴートではない。ゴウトク・サカイは素晴らしい男なんだ。明らかに(ブーイングに)ふさわしくない」

 昨季クラブ史上初めて降格を味わい、今季も昇格を決められなかったハンブルガーSV。怒りの矛先は、酒井に向けられてしまっているようだ。なお、契約を2020年まで残す酒井だが、先日『モルゲンポスト』のインタビューで日本復帰を希望していることを明かしている。

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