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アフリカCL決勝、ボイコットで優勝が決定も異例の再試合が決定

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判定を巡ってカサブランカの選手が猛抗議

 今シーズンのアフリカNo.1クラブを決める戦い、CAFチャンピオンズリーグの決勝で前代未聞の出来事があった。

 連覇を目指すチュニジアのエスペランスと、モロッコのウィダード・カサブランカによる決勝戦。第1戦を1-1で引き分けた両チームは、6月1日にエスペランスのホームで行う第2戦に命運をかけていた。

 試合は前半41分にエスペランスが先制して、1点のリードを持って折り返す。しかし後半14分に“事件”が。カサブランカの同点弾がオフサイドで取り消されたのだ。

 これに納得がいかないカサブランカの選手は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を使った判定を要求。しかし大会主催者がVARが使えないことを両チームに伝えていなかったことで、カサブランカ側が激怒。カサブランカはプレーの続行を拒否したために、約1時間半の中断後、そのまま1-0で終了という決定が下された。

 だが、『BBC』などによると、国際サッカー連盟(FIFA)の会議で、中立地での第2戦の再試合が決定したという。クラブワールドカップのアフリカ代表が決まる大一番で、異例の決定が下されたことになる。 

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