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両手を合わせて祈った久保建英「オフサイドだと思ったけど…」

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日本代表MF久保建英

[6.24 コパ・アメリカGL第3節 日本1-1エクアドル ベロオリゾンテ]

 戦いは終わった。エクアドルと1-1のドローに終わり、コパ・アメリカ敗退が決まった日本代表。MF久保建英(FC東京→レアル・マドリー)は、「楽しかったし、今持っているものは出せたと思う」と納得した表情で語った。

 勝てば決勝トーナメント進出が決まるグループリーグ最終戦。4-2-3-1のトップ下に入った久保は巧みにボールに絡んでリズムを生み出し、自らもゴールに迫る。前半37分にはMF三好康児(横浜FM)からPA内でボールを受けると、左足の強烈なシュートを放つも相手GKに弾き出されてしまった。

 1-1で試合終盤を迎えると、互いが決定機を創出。後半45分には久保が送ったパスの流れからFW前田大然(松本)、FW上田綺世(法政大)が立て続けにフィニッシュに持ち込んだがネットを揺らせず。そして、同アディショナルタイムには再び久保のパスから、今度はMF中島翔哉(アルドゥハイル)が絶好機を迎えるがシュートは相手選手のブロックに遭い、こぼれ球に反応した久保のシュートはネットを揺らしながらも、オフサイドの判定に取り消される。だが、ここでVARが介入。判定が下されるまでの間、久保は両手を合わせて祈っていた。

「オフサイドだろうなと思っていたけど、クリアミスにならないかなと思っていた」――。しかし、判定は覆らずにノーゴール。その後もスコアは動かずに1-1のドロー決着で、両チームのグループリーグ敗退が決まった。

「最後の最後までお互いにチャンスがあって、お互いにこれを決めれば抜けられるという緊張感もあった。結果的に痛み分けになり、試合をしていないパラグアイが上がってしまったが、楽しかったし、今持っているものは出せたと思う」と答える。その一方で、勝ち上がるチャンスを逃したことには「試合をできるチャンスがあって、自分たちの結果次第だったので、それは悔しい」と唇を噛んだ。

 多くの好機を創出しながらも、勝ち越しゴールは生まれなかった。チームとして決定力を欠くことになったが、「入る日があれば、入らない日もある。シュート練習で良いゴールを決めている日があれば、入らない日もある。そこは結果論でしかないので、自分では何も言えない」と答えると、「これでサッカーは終わりじゃないので。次に向けて頑張るしかない」と気丈に語った。

 今大会は全試合に出場し、第1節チリ戦と最終節のエクアドル戦では先発フル出場を果たした。A代表デビューを飾ったキリンチャレンジ杯から続いたA代表の活動は、ここで一区切りを迎える。「(キリンチャレンジ杯とコパ・アメリカでは)メンバーも環境も違ったけど、A代表としての誇りを持ってやっていることに変わりない。国を背負って戦うことの誇りだったり、嬉しさをすごく感じられたので、またこういう舞台に立ちたい」と視線を上へと向けた。

(取材・文 折戸岳彦)
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