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追撃の2発を上回る4被弾…甲府MF佐藤和弘「攻撃に迫力があった」

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甲府では2年目のシーズンを戦うMF佐藤和弘

[7.7 J2第21節 柏4-2甲府 三協F柏]

 柏レイソルの一方的な流れになりそう展開に待ったをかけたのは、先月怪我から戻ってきた男だった。

 前半0-2とされたヴァンフォーレ甲府は、後半頭からFWドゥドゥを投入。するとドゥドゥのシュートのこぼれ球をMF佐藤和弘が押し込む。後半開始からわずか40秒で反撃の狼煙をあげた。

 敵地での第19節・FC琉球戦では、2点先行されてから5得点を奪う大逆転劇を演じているだけにその再現を期待されたが、柏のFW江坂任にリードを広げられてしまう。

 それでも後半28分、右サイドをパスワークで崩すと、DF武岡優斗のマイナスのボールに佐藤和が左足で合わせる。GK中村航輔が反応を見せたが、こぼれ球を右足で押し込んで再び1点差とした。しかし、その4分後に江坂にこの日2点目を許して2-4、勝負は決した。

 敗戦の中でも2得点と気を吐いた佐藤和は、4月7日の第8節・町田戦(△1-1)で負傷交代し、左膝内側側副靭帯損傷で全治約6週間と診断された。復帰したのは6月15日の第18節・東京V戦。そこから4試合連続で先発、4戦で3得点と好調だが、4失点を前に「攻撃に迫力があった」と肩を落とす。

「2点取りましたけど、力負けした。失点はここ数試合多くなってきているので、後半戦に向けてチームを立て直していきたい」と伊藤彰監督。「ブロックをつくって(ボールを)入れさせないというところをもう一度やらないといけない。そこが強固になればおのずと失点は減る」と後半戦への修正を語った。

(取材・文 奥山典幸)

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