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21位福岡が新体制リーグ初勝利! 町田は頼みの“アビスパ・キラー”不発で連敗

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“福岡キラー”の町田MF中島裕希はメモリアルゲームで不発

[7.14 J2第22節 町田0-2福岡 町田]

 J2第22節2日目が14日に各地で行われた。21位アビスパ福岡は敵地で16位FC町田ゼルビアと対戦し、MF松田力とFW木戸皓貴のゴールで2-0の完封勝利。久藤清一監督体制として3日の天皇杯2回戦・鹿児島戦(2-1)で初白星を挙げていたが、リーグ戦ではこれが新体制初勝利となった。また、J3降格圏内を抜け出し、19位に浮上している。

 町田は前節・山口戦(0-3)からスターティングメンバーの変更はなし。布陣も開幕からの4-4-2を継続した。対する福岡は前節・岐阜戦(1-3)から6人をチェンジ。DF實藤友紀とMF鈴木惇が3試合ぶり、DF菊地直哉、松田、木戸、FW森本貴幸が2試合ぶりに先発復帰し、3-4-2-1のフォーメーションで臨んだ。

 4月13日に福岡のホームで行われた第9節は町田が2-0で勝利。リーグ戦通算対戦成績でも3勝2分2敗と勝ち越している町田は立ち上がりこそ福岡に裏を突かれる場面が目立ったが、徐々に敵陣での時間を増やし、セットプレーやサイド攻撃からゴールに迫る。

 一方の福岡はセーフティーな戦いで守勢の時間帯をやり過ごすと、前半29分にビッグチャンスを作り出す。左サイドでDF藤井航大を振り切ったFW森本貴幸がドリブルでPA内左に抜け出し、右横にラストパス。松田がフリーでゴール前に走り込むが、右足で合わせたボールはGK増田卓也に体を張って防がれた。

 それでも松田は次の好機を仕留める。前半34分、PA後方の右側で獲得したFKからキッカーの鈴木が左足で巻いたクロスを供給。マークを外してPA内中央に飛び込んだ松田がヘディングでゴール右に押し込み、先制点を挙げる。5試合ぶりにネットを揺らした松田は今季5得点目となった。

 勢いに乗る福岡はハーフタイム明け早々に追加点をゲット。後半6分に森本が高い位置で藤井からボールを奪い、倒れながらスルーパスを送る。PA内右に抜け出した松田がマイナスに折り返し、中央の木戸が右足でダイレクトシュート。GK増田に触られながらもゴール左に吸い込まれ、2試合連続となる今季3点目を記録した。

 前節に続く複数失点となった町田は、選手交代や配置転換で流れを変えようと試みる。後半はほぼハーフコートゲームのような展開となったが、福岡のディフェンスを崩し切れない時間が続く。2016年の町田加入後、福岡戦5試合5ゴールのMF中島裕希もJ2通算400試合出場のメモリアルゲームで不発に終わり、0-2のままタイムアップ。リーグ戦2連敗を喫し、3日の天皇杯2回戦・富山戦(0-1)を含めると公式戦3連敗となった。

(取材・文 阿部哲也)
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