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3か月ぶり先発で2アシストの大仕事!! 川崎F下田北斗が考える「プロとして一番大事なところ」

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川崎フロンターレMF下田北斗

[7.14 J1第19節 FC東京0-3川崎F 味スタ]

 今季リーグ戦の出場は3。先発出場に限れば、わずかに1試合だった。しかし、首位チームとの大一番でスターティングメンバ―に名を連ねた川崎フロンターレMF下田北斗は、チームを勝利へと導く大きな仕事をやってのけた。

 前半20分だった。CKの好機を得ると下田がキッカーを務める。「人は狙っていないくてスペースを狙った。普段からセットプレーはコーチが研究してくれているし、そこにボールを蹴るのは前日から練習していた」と左足から蹴り出した“練習通り”のボールにFW小林悠がフリーで飛び込むと、ヘディングシュートでゴールを陥れて値千金の先制点が生まれた。

 さらに2-0で迎えた後半24分には積極的に前線まで駆け上がり、MF阿部浩之のダメ押しゴールをお膳立て。守備面でも「前の選手が限定してくれるので良いポジションが取れたし、狙いやすかった」と、ボランチでコンビを組むMF田中碧とFC東京の攻撃を幾度となく寸断した。

 4月14日の第7節鳥栖戦(○1-0)以来、3か月ぶりとなる今季2度目の先発出場となったが、自身の任務を遂行して3-0の完封勝利に大きく貢献した。「普段は自分の実力不足ですけど、なかなか出られていない。けど、出たときに何ができるかを示さないといけないというのは、プロとしてやっている以上一番大事なところだと思っていたので、そこに賭ける気持ちはあった」。

 充実した表情を浮かべつつも、これで満足することはない。「試合に出て勝つことは自信になるけど、これを続けていかないといけない。またしっかり頑張りたい」と次なる出場機会で再び自らの力を示すため、最高の準備を進めていく。

(取材・文 折戸岳彦)
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